【イベントレポート】スーパビジョン研修「ソーシャルワーカーにとってのスーパーヴィジョンとは?-はじめの一歩-」

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代表の横山です。
本日は、兵庫医科大学の大松准教授をお招きし、スーパビジョン研修「ソーシャルワーカーにとってのスーパーヴィジョンとは?-はじめの一歩-」を開催しました。

「スーパーバイズの根底には”支持的”という概念がなくてはならない」という言葉を、大松先生は強調されていました。

バイザーとバイジーの間でなされるスーパージビョンにおいて、まずは支持的な機能が根っこにあってこそ、教育的、管理的機能がきちんと稼働する、ということはとても腑に落ちる話でした。

支持的、教育的、管理的は「並列」ではなく、三角形のピラミッドのように、その底辺を「支持的機能」がしっかり支えているかたちこそが、スーパーヴィジョンです。

 

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約3時間半にわたり、スーパーヴィジョンとは何か、その機能や限界、よりよりスーパーバイズのポイント等の講義に加え、2つの模擬事例をもとに、スーパーバイズのアセスメント(バイジーがどのような状況に置かれているかの見立て)をグループごとに話し合い、そして2人一組で、スーパーバイザー、スーパーバイジーの立場でロールプレイを行いました。

参加者の方は、経験年数も1年間の方から、15年目超えの方まで、領域も、医療、精神、障がい、児童、教育、高齢と幅広い領域の方にご参加いただきました。山形、新潟からの参加者もおり、議論もとても白熱しました。

単なる1対1のスーパーバイズのみならず、部署全体で支え合って行く上でも、スーパーバイズする側、される側問わず、スーパーバイズとは何かということについて知り、学んでおくことは、とても大切なことだということを参加者全員で共有しました。

 

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広く「支え手を支える」ためにも、「よいスーパーバイズとは何か?」、「自分だったらどんなスーパーバイズを受けたいか?」ということを、現場の実践家の人たちが考える時間を持つこと,自分なりの考えを持っていることは、とても大切だと感じさせられた3時間半でした。

大松先生のご厚意で、今後もまた継続開催をしていく予定ですので、今回参加が難しかったみなさんも、次回はぜひご参加ください。

ご参加いただいたみなさん、大松先生、どうもありがとうございました!