理念・組織沿革

VISION

社会保障を名実ともにセーフティネットにする

MISSION

さまざまな人、組織、システムと共に社会の包摂範囲を拡げる

代表メッセージ


Social Change Agencyの活動に関心を寄せてくださり、どうもありがとうございます。

私たちの社会には、誰もが安心して生活できるよう設計された400以上の社会保障制度や相談窓口が存在しますが、必要とする人々に適切に届いていないという現実があります。これは人々の自由、生活、生命を脅かす深刻な社会問題です。

私は中学生の時に小児がん難病を患い2年間入院をしましたが、難病に対する医療費助成制度のおかげで一家は経済的困難を免れました。看護師長の方が制度の存在を教えてくれたことで利用に至りましたが、この制度にアクセスすることができなければ、私自身、そして、私の家族の自由や選択肢は奪われ、未来は今と異なるものとなっていたかもしれません。

一方、社会福祉士として働く中で、同じような支援を必要としながらも制度にアクセスできず、困難に陥る人々に数多く出会いました。

社会保障制度は、その利用において、制度の情報を知っていて、その内容を理解でき、申請に必要な書類を揃え、窓口に足を運び、自分の状況を説明するなどのプロセスが必要ですが、このプロセスが障壁になってしまい、制度の利用から排除されてしまう人たちがいます。

この現状を変えていくためには、多層的かつ多様な主体によるセーフティネットをバージョンアップさせるアプローチが必要です。

私たちSocial Change Agencyは、福祉と教育を組み合わせたアプローチによって、この問題に取り組んでいきたいと考えています。

代表理事 横山北斗


代表理事 横山北斗

社会福祉士.社会福祉学修士
神奈川県立保健福祉大学卒業後、医療機関にて 患者家族への相談援助業務に従事後、NPO法人を設立 

内閣府 孤独・孤立対策担当室HP企画委員会(2021〜現在)
こども家庭庁 幼児期までのこどもの育ち部会 委員(2023〜現在)
厚生労働省 社会保障教育の推進に関する検討会 委員(2023)著書に『15歳からの社会保障』(日本評論社)

組織沿革

2015-2022年
相談援助職向けのソーシャルアクションに焦点を当てた研修事業等を実施(2022年度で終了)

2022年
経済支援制度ナビ開始【経済的困難を抱えた方へのチャットボット制度案内(文京区版)の開発運用+オンライン相談】※法人自主事業であり、文京区からの委託事業ではありません。

代表理事の横山が内閣府の150の制度を案内する孤独・孤立対策ホームページ企画委員会の委員に就任。サイトに掲載する制度の情報設計のたたき台を作成するなど寄与

2023年
岡山県真庭市の健康福祉部門における支援制度・相談窓口ガイドサービスの開発支援業務、福祉部の共通記録システムの要件定義業務を受託。文京区版のチャットボットの開発時の情報設計のノウハウを提供

2024年
社会保障制度をゲーム形式で学ぶプログラムを開始。
東京都教育庁の「都立高校生の社会的・職業的自立支援教育プログラム事業」に採択

代表理事の横山が、厚生労働省社会保障教育の推進に関する検討会の委員に就任。高校生向けの教材開発に対して提言等を行う