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【イベントレポート】11月27開催 人工呼吸器ユーザードキュメンタリー「風は生きよという」の上映会

19 12月 , 2016,
SCAスタッフ
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kaze

11月27日(日)、人工呼吸器ユーザードキュメンタリー「風は生きよという」の自主上映会を開催しました。

当日は十数名の方のご参加がありました。聴覚障害をお持ちの方のご来場もあり、バリアフリー字幕付きの上映をお楽しみ頂けたのではないかと思います。

上映会後は、映画出演者の小田政利さんをゲストにお招きし、miko(以下:私)とのトークセッションを行いました。小田さんは「呼ネット」代表、東京都北区にある自立生活センター・北の代表、NPO法人ピアサポート・北の理事長を務めておられます。

「呼吸器を使っていても在宅で生活出来ることを知ってほしい。呼吸器を付けると家族に負担がかかる等、情報不足のため、辛いというイメージしかない。地域で生活できるという情報を伝えていきたい」。小田さんの思い、願いは、この映画にこめられた願いでもあります。小田さんからは、私の友人(映画出演者)とのエピソード、ご自身は人工呼吸器を装着する意志はなかったが、意識を失った際にお母様の判断で装着することになったこと(お母様の判断がなければ小田さんは今ここにいない)、お母様の入院を機に「自分の生活を確立させよう」という思いが生まれ、現在の自立生活につながったこと等についてお話頂きました。小田さんの人生の旅路から、生きかたから学ばせて頂いた貴重な時間となりました。

このトークセッションは、私自身の経験を振り返る機会にもなりました。
「家族と一緒に暮らしていければいいと思っていた」という小田さんの言葉に在りし日の自分を重ね合わせました。また参加者から「生活を続けていく上で葛藤を突き付けられることは?」という質問を頂き、改めて自分自身を顧みました。

私は現在一人暮らしをしていますが、体調の悪い日が続き落ち込んだり、今の生きかたに不安や迷いを抱き、葛藤することは多々あります。でも、調子が良い時や悪い時を繰り返し、時に悩みながら生きていく、それは特別なことではなく、病気や障害の有無に関わらず誰にでも共通のことです。それを繰り返しながら、自分のやりたいことをやれている、今のこの生活が好きです。そしていつか振り返った時に「色々なことがあったけど、いい人生だったな」と言えるような日々を送りたい。そう思います。

小田さんは今後「呼吸器カフェ」を開店したいとのことです。喫茶店をやりながら、呼吸器の情報提供、上映会等を行う場所にしたいとのことで「障害を持つ子の親、高齢者を介護する人など、緩やかに相談出来る場があるといいですね」とおっしゃっていました。私は最近「難病カフェ」に参加していますが、居場所が保証されることが安心感につながると感じています。呼吸器カフェもそういう場になるだろうと期待しています。

また来年4月には、呼吸器ユーザーの写真展が新宿御苑で開催されるとのことです。呼吸器ユーザーの地域生活について知り、生きる姿から学び、生きる力をもらえると思います。皆さま、ぜひ足を運んでみてくださいね。

小田さん、参加してくださった皆さん、この上映会に関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

(文責:miko)

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(参加いただいた方々の声)

・  地域で共に生活をしていくことを考えてほしいといった趣旨の海老原さんの言葉が特に心に残りました。障害のあり方や有無に関わらず自分らしく生活するためにできることがまだまだあるように感じました。
 
 
・  障害のある子どもたちの親ごさんに見せたいと思いました。今の子育てで精一杯の方々もあると思うので、映画を観たら将来の希望になると思います。
 
 
・  純粋にいい映画だったと思いました。事実をたんたんと伝えるドキュメンタリーという形の映画で見ている人を感情的にさせるような演出がないので、その部分にとても好感がもてました。障害者の自立生活を啓発する映画として本当によくできていると思いました。
 
 
・  日常生活の様子は苦しいこともあるとは思いますが、健常者よりもずっと豊かなのではないかと思いました。
 
・映画をみる前までは人工呼吸器をつけて一人暮らしや仕事をすることに対してイメージがあまりわきませんでした。でもこの映画に出ている方々は私たちと同じ普通の生活を送っている方々でした。私たちもひとりでは生きられません。それと同じようにまわりの方々と一緒に生活しているということがわかる映画でした。
 
・  小田さんや出演者のみなさんが生き生きと生活されてる姿をみて自分も一歩踏み出す勇気とワクワク感を教えて頂けてとても貴重な機会となりました。ありがとうございました!
 
・  今日生きて、人と関わって過ごされている、その一つ一つが希望だと思います。元気で長生きされてください。
 
・海老原さんの映画の中でのお話にもありましたが障害をもった方が外に出ていくことで少しずつ社会が変わっていくということを実感しました。ありがとうございました。
 
・  私も聴覚障害なので、重なる所があり、大変興味をもってみていました。NHKで放送してほしいです!!
 
・  こういうイベントにもっと福祉関係者の方に参加してほしいです。
 
・呼吸器をつけて生活することのヘルパーさんとの関係や、又、ふつうの生活がまわりにいる人たちと共に作りあげていくことができることなど、色々な場面や気持ちが分かりました。この映画をひとりでも多くの方にみてもらいたいです。映画をDVD販売してほしいです。