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【イベントレポート】「未来の福祉・心理を担うみなさんへ -互いを理解し合い、未来の連携について考えよう-」

27 5月 15
SCAスタッフ
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3月14日に池袋の立教大学で開催しました、福祉と心理を専攻する学生さんを対象に開催したイベント「未来の福祉・心理を担うみなさんへ -互いを理解し合い、未来の連携について考えよう-」の報告レポートを掲載いたします。書き手は、一般社団法人心理支援ネットワーク心PLUSインターンの麻野美和さんです。(麻野さん、ありがとうございました!)

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【概要】

◆開催日時 2015年3月14日(土)13:30〜18:30(17:30〜懇親会)

◆場所

立教大学池袋キャンパス

◆題目

◆プログラム

  1. ライトニングトーク  
    〈医療〉
    心理:独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院  山田美紗子さん(臨床心理士/精神保健福祉士)
    福祉:精神保健福祉士 

    〈教育〉
    心理:埼玉県スクールカウンセラー  小栗香奈子さん(臨床心理士)
    福祉:スクールソーシャルワーカー  大貫若菜さん(社会福祉士/精神保健福祉士)

    〈児童〉
    心理:社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団 横浜市戸塚地域療育センター  小野真紀子さん(臨床心理士)
    福祉:三鷹市子ども家庭支援センター  米山祐子さん(社会福祉士/臨床心理士

     

  2. トークセッション
  3. ワークショップ

◆主催

NPO法人 Social Change Agency

一般社団法人心理支援ネットワーク心PLUS

 

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Social Change Agencyと一般社団法人心理支援ネットワーク心PLUSの共働開催で、福祉と心理の学生を対象としたイベントを開催しました。当日は、都外からの方や高校生なども含む33名の学生に参加頂きました。

私、一般社団法人心理支援ネットワーク心PLUSインターンの麻野がイベントレポートをお送りします。

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「共通言語はどこ?!」

このイベントは、福祉学科に所属する私が心理専攻の学生と話す中で感じた、そんな思いから始まりました。

例えば、同じクライアントさんについて話していても、話が通じるようで通じ切らなかったり…。

対人援助職という点では同じなのに、また、「連携」という言葉はよく聞くのに、実際はお互いのことをよく知らない。

まず、お互いを知り合うことから始めてみよう。

それが、将来現場で働くにあたって支援をより良くすることに繋がる。

いまの学びも、もっと豊かになるかも知れない。

そうした相互理解のきっかけの一つになれば、とイベントは行われました。

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スタートはライトニングトークから。六名の現職の方にお話を頂きました。仕事の内容や、やりがい、辛いことなど… 事例や連携の秘訣なども交えながら教えて下さいました。

医療、教育、児童、どの領域も福祉と心理の業務は互いに被るようなところがあり、「境界があいまい」とスピーカーの方も仰っていたことが印象的に残っています。

また、専門に関わらず「支援をするチームの一員として」という意識を大事にしているとの言葉もあり、多職種連携の実際を垣間見たような気がしました。

お話の中身ももちろん、スピーカーの皆さんが、いきいきとした話される様子に、学生たちも真剣に聞き入っていました。

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次に、トークセッション。領域ごとに別れ、スピーカーの方たちに質問をしながら、話を深めていきました。

学生から出た質問の一例は、「お互いの職種に対して望んでいること」、「自分の職種の専門性とは何か」、「連携するために必要なネットワークはなにか」。

「お互いの職種に望んでいること」は、「もう少し、分かりやすい説明があると助かる」とやりとりに気を付ける必要を挙げた方もいらっしゃいました。

話は次から次へと発展したり深くなっていったりと大いに盛り上がり、休憩時間に突入しても話を続ける領域もありました。

 

続いては、ワークショップ。領域ごとに福祉と心理の学生でグループをつくり、二つのワークを行いました。一つ目は、心理と福祉のお互いのイメージを出し合い、相互に話し合うもの。二つ目は、「マイ職種アピール」。ここまでの話を踏まえて、自分たちの職種の使い方・活用の仕方を考えました。

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イメージを出し合う場面では、心理から福祉に対して「アクティブ」、福祉から心理に対して「大人しい」等と印象の面から、「制度の活用」、「アセスメント」等の具体的なことまで様々に上がり、お互いに「そんな風に見られてるんだ」という発見がありました。

マイ職種アピールは、「自分たちに出来ることってなんだろう(専門性って?)」ということを改めて考えさせられました。自分たちの学んできたことの中から頭を捻り、時には、スピーカーの方たちから助言を貰いながらワークを進めました。

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そして最後は、各グループで作成した職種アピールの全体共有。各グループ、すっかり打ち解けた様子で、楽しそうに発表がされました。

あるグループは、「心理職が内面の資源づくり」を支え、それを支える「外側の資源づくりを社会福祉職」を行う、と意見を出してくれました。

またあるグループは、「福祉職は、翻訳します。医療や心理学も含め広く横断的に学ぶことを福祉職は生かします」と発表してくれました。

どのグループにも共通していた「心理職の専門性」、「福祉職の何でも屋さん」といった認識も印象的でした。

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全体プログラムの終了後には、懇親会が行われました。こちらも、予定時間が来ても話が尽きない盛況ぶりでした。

参加した学生からは、「なかなか知り合う機会がない」、「真面目に議論できる仲間がいない」という声も聞きました。今回のような企画が皆の繋がりをつくる場として役に立てば良いなと思います。

私自身も、ここで出来た繋がりや得たものを今後に生かし、自分がいる場所にも還元出来るようにしていきたいなと思っています。

「一年後には、また変わっているだろうね」。企画運営メンバーの打ち上げの際に、誰かが言っていました。今回のイベントの気づきや得たものを、これからどんどん悩んだり経験をしていく中で、更新していきたいと思います。

今回のイベント、好評のうちに終わることが出来ました。ご協力ご参加下さった皆様、ありがとうございました!リクエストもありましたので、第二回、第三回と企画をしていきたいと考えています!どうぞお楽しみに!!

 

一般社団法人心理支援ネットワーク心PLUSインターン 麻野美和