イベント報告レポート「これからのソーシャルワークの話をしよう〜未来のソーシャルワークの在り方を模索する〜」

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「これからのソーシャルワークの話をしよう
〜未来のソーシャルワークの在り方を模索する〜」が終了いたしました。

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【概要】
◆開催日時: 2014年3月1日(土)14:00-17:00(開場 13:30)

◆場所: 新宿三丁目貸会議室

◆題目:登壇者:
「SCAの今後の展望について」:横山北斗(Social Change Agency代表 )
「インターネットソーシャルワークとは何か?」:伊藤ジロウ(OVA代表)
「あまかた-私たちの語り場-」:高橋智史(社会福祉士 介護福祉士 特別養護老人ホーム勤務)
「Social Change Agency 学生支部立ち上げについて」:皆川博信,川嶋賢治(SCA学生支部メンバー)
「子ども虐待予防と周産期ソーシャルワーク」:杉本彩氏(大学病院医療ソーシャルワーカー)

【特別ゲスト】
「ソーシャルワーカーに求められる社会起業家としての役割」:石井綾華氏(NPO法人Light Ring 代表理事)
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当日は100名の方にお申込、ご参加いただきました。
インターネットソーシャルワーク、周産期ソーシャルワーク等の実践報告、
そして若手ソーシャルワーカーたちが立ち上げた学び合いの場づくりという取り組み
について登壇者の皆様からお話をいただきました。

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SCA学生支部からの報告もさせていただきました。
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そしてゲストスピーカーであるNPO法人Light Ringの代表理事石井綾華氏から、
事業開始に至るまでの、問題意識→仲間集め→アクションの過程を共有させていただくことができました。

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目の前のクライエントだけではなく、クライエントの背中にある社会のシステムのエラーに対して、
鋭さの瞳をもち、対峙し、そしてときに行動(アドボカシー活動、ソーシャルアクション)を起こすことが、ソーシャルワーカーには求められています。

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所属する組織で、地域で、行動を起こすために必要なプロセスは、ソーシャルワーカーと社会起業家に
共通の項目を見出だすことができました。

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当日、横山がお話をさせていただいたSCAの「理念」はSCAの骨組みの設計図であり、
それを現実世界に産み落すためには、長い時間と、組織としての体力が必須です。
そして、「社会の支え手共同体」を形成するには、長い時間がかかり、多くの方の協力と
意識を共有していくことが必要だと考えます。

私たちは、複雑化する社会の中で専門特化し分断されていく専門職集団、
そして社会の支え手たちを下から支える土壌を「耕す仕事」を、誰かが
為さねばならないと考えます。

そしてそれを声高に叫ぶ主体が不在であるからこそ、誰かがその仕事を引き受け、
為していく必要があると私たちは考えました。

無時間モデルの考えを排し、即時性を求めず、
3年、5年、10年のスパンで為していく規模の仕事であると考えます。
ですが、その過程で産み落された「種子」は、必ずしや、3年、5年、10年後に
大きな華を咲かせると信じて疑いません。

SCAは、まだ生まれて半年の組織ですが、多くの皆さんの「知識と技術とネットワーク」
を共有させていただくことで、大きく成長していければと思っております。

私が昨日15分間お話をさせていただいた目的は3つでした。
聞いてくださったみなさんに、

SCAを知っていただく。
また参加したいと思っていただく。
一緒にやりたいと思っていただく。

メールマガジンで発信したい、一緒にワークショップをやりたい、
職域を超えた勉強会を一緒にやりたい、等の嬉しい声をいただきました。
今回も新たにメンバーに加わってくださる方がいらっしゃり、
本当に嬉しく、心強く思いました。

もし、少しでもSCAに共感頂けたなら、協働したい、参画したいと思っていただけたなら
これ以上に嬉しいことはありません。
私たちは、そう思っていただく人たちを今後も地道に増やし、協働し、連帯し、
その先の未来に「社会の支え手共同体」をつくっていきたいと考えます。

SCAの半年後、1年後、3年後、5年後の展開をあたたかく見守っていただき、
応援頂ければ嬉しく思います。今後ともよろしくお願い致します。

皆様から、参加者同士の交流、アウトプットがあればよかった等の声もいただきました。
今後、学術・調査・研究部門で小規模のアウトプット重視のワークショップ等を開催して
いければと思っております。

今回ご都合等でご参加いただけなかった皆様も、
今後もイベントを開催していきますので、ぜひご参加いただけると嬉しいです。

本当にどうもありがとうございました。
メンバー一同お礼申し上げます。

Social Change Agency 代表 横山

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ソーシャルワークタイムズ

*横山の発表スライドをアップしました*
http://www.slideshare.net/yokoyamahokuto/sca201431up