シリーズ『ソーシャルワーカーの可能性を探る!』
記念すべき第1回目は、「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを全国で広く提供している株式会社LITALICO(リタリコ)で、ソーシャルワーカーとして働いておられるお二人にお話を伺いました。(PR)
話し手:
株式会社LITALICO WINGLE(ウイングル)事業部ヒューマンリソースグループ
和泉 亮(いずみ りょう)さん(写真左)・ 恒吉 麻実子(つねよし まみこ)さん(写真右)
聞き手:
横山 北斗(NPO法人Social Change Agency代表理事)
――本日はよろしくお願いいたします。まずはお二人のご所属や肩書、業務内容をお教えください。
和泉私は障害者総合支援法に基づく就労支援事業を行うWINGLE(ウイングル)事業部のヒューマンリソースグループに所属しています。サービス管理責任者 [*1] の経験があるという理由もあり、各事業所のサービス管理責任者の育成や研修、新規事業所開設のサポート業務や、スタッフ採用に関する業務、新入社員向けの研修なども担当しています。
恒吉私も所属部署は同じです。業務はスタッフ向けの研修の作成や実施、スタッフのスキルアップに関わる試験の運用、スタッフ採用に関する業務などです。後は、個人的に一番好きな業務は「ケース相談」ですね。テレビ会議を利用して、全国の事業所のスタッフから検討したい!とあがったケースについてケースカンファレンスを行っています。
――多岐にわたる業務に携わっていらっしゃるんですね。お二人とも中途採用で入社されたとお聞きしたのですが、LITALICOにソーシャルワーカーとして入社を決めた理由やきっかけなどをお聞かせいただけますか?
和泉以前は、精神科クリニックでデイケア [*2] の担当をしていたのですが、通所されるメンバーさんたちが長い期間デイケアに居続けることが当たり前になっている現状に疑問を抱いていました。メンバーさんたちに、もっと様々なかたちで社会参加してもらいたいと模索し、情報収集をしていたところ、LITALICOのことを知りました。 株式会社が就労支援事業を行っているということにまず興味を持ち、支援の実績、全国展開もできる組織力、そして、福祉っぽさを感じない事業体として活動していることに魅力を感じ入社しました。
恒吉私は元々は、社会福祉法人で平成18年の障害者自立支援法(現在の「障害者総合支援法」)施行当初から就労移行支援[*3]を行っていましたが、「もっと成長したい」という気持ちが出てきて、求人情報を探す中でLITALICOのことを知りました。試しに受けてみようと採用面接に望んだのですが、面接の場で、今まで自分が現場で抱いていた問題意識や、「社会がもっとこうなればいいのに」と思っていたことを話すことができたんです。そのとき「LITALICOには同じような想いの仲間がいるのだろうな!」と思い、入社を決めました。
――なるほど、お二人とも現場で抱いていた問題意識があって、その延長線上でたどり着いたということですね。
恒吉そうですね。前職で相談支援をしていた当時に感じていたことが、就労移行支援における利用者の方の選択肢の少なさでした。 もっともっと色々な種類のサービスを選択肢として選んでもらうことができたらいいなと思っていたとき、LITALICOに出会いました。多様性を重視する社風や考え方が自分にとてもフィットしたことが、入社を決めた大きなポイントでした。
――専門職としての自己と組織の理念が、価値観レベルでフィットしたという、非常にポジティブな理由でたどり着いたのですね。実際に入社されてみて、ギャップなどはありましたか?思っていたより、こういうところがよかったとか、働きやすさの面とか。
和泉とても働きやすいですね。社会福祉法人等で働いていた頃は、組織を優先して物事を選択・決定しなければならない場合が結構ありました。ですが、LITALICOでは目の前のメンバーさんのため、社会をよくしていくためにやるべきだと思うということを素直に言えますし、それを組織全体で実現させようという組織風土があります。「それは無理だよ」と、一言目に否定されない、「できる方向」をみんなで考えていける環境があります。
――「組織ありき」でなく「クライアントファースト」ですね。
和泉そうですね。ですから、仕事をしていて楽しいですね。
恒吉LITALICOには、やれる方法を一緒に考えてくれるが人がたくさんいます。たとえば、採用とか人事にはその道のプロがいて、請求事務などの経理や総務などのプロもいます。
和泉役割分担をしっかりし、色々なプロがそれぞれの部署でサポートをしてくれるので、現場でソーシャルワーカーとしてメンバーさんに向き合うことに専念できます。
恒吉社内の人間全員が、その道のプロとしてLITALICOの掲げるビジョンの実現を目指しているのが最大の魅力だなと感じます。経営には経営のプロがいて、経理には経理のプロがいて、社員みんなが一つのビジョンを目指していると感じることができるので、働いていて幸せだなと思います。
――ビジョン達成の旗のもとに、様々なプロフェッショナルが集い、だからこそソーシャルワーカーも自分たちの専門性をきちんとクライアントに向けることができると。最高の環境ですね。ちなみに、プロフェッショナル同士で、お互いにぶつかり合うようなことはありませんか?
恒吉そうですね。ぶつかるというよりも非常に鍛えられました。プロフェッショナル集団と共に仕事をする中で、しっかり自分の思っていること、やろうとしていることの理由、根拠を言語化できるようになりました。たとえば、同じ職種しかいない組織で、当たり前にソーシャルワークを学び実践してきた人の中には、「自己決定は大事だよね」など、わざわざ言葉にしなくても当たり前に大事に思っているという感じで済ませてしまうことも多いと思います。ですが、LITALICOのように様々な業界のプロフェッショナルが集う中で、組織としてビジョンを目指すにあたっては、「なぜ自己決定が大事なのか?」という問いに、ソーシャルワーカーとして根拠のある答えを返していかなければ仕事ができません。ビジネスでしたら、当然根拠を説明できないといけないわけですし、ソーシャルワーカーとして何を為し、その結果がどうなり、次はどうしていくのか、ということをちゃんと言語化できる環境はすごくありがたいですし、「ここに基づいている」という根拠を説明することができれば、プロフェッショナル同士ですから、理解し合えると思うんですよね。
――ちゃんと言語化できる技術と環境があるから、他の専門家たちとも、きちんと分かり合えるのですね。
恒吉そうですね。(持ち歩いている名刺大のカードを見せて)ちなみに、これがLITALICOのビジョンやコンセプトなんですけど、「障害のない社会をつくる」というビジョンに基づいた社会を目指すために必要なことであれば、みんなでできる方法を考えてやっていこう!という組織の雰囲気があるんですよね。「障害のない社会をつくる」というビジョンは、「ノーマライゼーション」、「ユニバーサル」というような概念ですから、ソーシャルワーカーとして大事にしている部分ととてもマッチしていると思います。
――本当にそうですよね。自分たちの組織でそういう専門職としての価値としっかり合致しているところで働けていない方も結構いらっしゃいますし…。ちなみにお二人はLITALICOで働きはじめてどれくらいになるのですか?
和泉丸4年が経って、5年目に入りました。
恒吉私ももうすぐ丸4年になります。
――そうなんですね。入社して経験を積まれ、専門職として、また人として成長したと実感されることはありますか?
和泉一言で言うと、見える範囲がすごく広がりました。自分の住んでいる街、職場、職能団体という狭い範囲ではなく、様々な職業の中で、日本の中で、世界の中でというように、物事を捉える視野が広がっていった気がします。
――世界で、という言葉が出ましたが、今度国際的な学会で発表されるそうですね。
和泉「就労移行支援事業所で質の高い職員を採用するための採用基準と採用方法の検討」というテーマで、国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)などが所管する合同世界会議 [*4] ( ソーシャルワーク、教育及び社会開発に関する合同世界会議 )で発表する予定です。世界に発信し、また世界の新しいものを得ることで、良い形で人材育成などに活用できるのではないかという思いもあり、チャレンジしようと思うに至りました。
――このテーマで、まず国内の学会で発表しようと思ったのは、どういった問題意識、理由や経緯があったのでしょうか?
恒吉福祉の業界も当然、プロとして身につけるべき技術や、持っていなければならない資質などがあるはずですが、そもそもが売り手市場で、かつ、社会的に魅力的な仕事として認知されていないという理由で、この仕事(職種)を目指す人は少ないですよね。 加えて、「資質」や「センス」という言葉ひとことで、何となく片付けられてしまっている、この仕事にとって必要なスキルが(社会の中で)正当な評価がされていないのは、この業界の未熟さだと思っています。必要な資質やスキルを分析、言語化して、根拠ある指標を作り、そこに向けて各々のソーシャルワーカーが力を伸ばしたり、組織としても資質やスキルにマッチした人が業務を担っていくということが、 支援の質にも影響してくると思いますし、チームをどんなメンバーで構成するかという点でも非常に大事だという問題意識があります。ですので、このテーマに取り組むことにしました。
――とても共感します。それはソーシャルワーク業界全体に言えることですよね。自分のやってきたことなどを言語化・汎化することで、より多くのクライアントにより良い支援を提供できるようになると思います。
恒吉この業界は、他人に対して優しい人が多いので、ソーシャルワーカーの仲間に対しても「(どんな支援をしていても)受け止めなきゃ」という目線で見がちなのだと思いますが、ソーシャルワーカーがプロフェッショナルであるのであれば、しかるべき基準はあって当然だと思います。
――しかるべき自己批判も、専門職であれば内在すべきであるということですね。 お二人はまだ今後もキャリアを重ねていくと思うのですが、今後LITALICOでやってみたいこと、実現させたいことがあればお聞かせ下さい。
和泉私は精神保健福祉士の資格を大切にしたいと思いながら、サービス管理責任者という役割をずっと担ってきました。就労移行支援において、メンバーさんが就職することだけがゴールではなく、地域で支援が必要な方たちを応援していく仕組みを作ったりする中で、街全体で一人一人のメンバーさんをサポートし、成長を後押しする、その一つの結果として、就職してもらえるようになっていけば良いなと思っています。 これは、まさに「ソーシャルワーク」だと思うのですが、そういう視点を持って働いているソーシャルワーカーはまだまだ足りないと思っています。そういう視点をもったソーシャルワーカーたちがどんどん育って欲しいですし、LITALICOに集まってきてほしいなと思います。社内でも研修を作ったり、できることをどんどんやっていきたいですね。
恒吉私もいっぱいあるんですが、一番はやはり「障害のない社会をつくる」というビジョンの実現です。共に歩める仲間がたくさんいますので、実現に向かって惜しみなく活動していきたいです。とはいえ、本当の意味で、「障害のない社会」をつくっていくためには、思いだけでなく技術がなければ実現しない、そんなに甘いものではないと思っているので、そのためには専門家と言われる人たちが、もっともっと世の中に増えていかなければと思っています。 日本ではまだまだソーシャルワーカーのスキルの共有がなされていないので、もっとソーシャルワーカーを日本で「専門職」と呼べるものにしていきたいというのはありますね。
――本当の意味での「専門職」として根づかせるためどうするべきか、本当はその議論から始めていかなければいけないんですが、そこが日本のソーシャルワークの抜けているところですよね。
和泉そうですね。恒吉さんの話で思い出したのですが、「世界で生きるソーシャルワーカー」というのが個人的なテーマです。どうしても、病院などの中で医師の下働きみたいなポジションにいる人も多かったりして、ソーシャルワーカー、社会福祉士・精神保健福祉士が職業として自立できない、ということがあると思います。給料が安かったり、何かの一部を担うような働き方しかできないという立場の人が多いと思うんですが、そこから一歩抜け出て、経済的にも自分の力で生きていけるということが大切だと思っていますので、ソーシャルワーク業界全体の地位向上も含めて考えられたらと思っています。
――そういったロールモデルが出てこないというのが、なかなかこの仕事の魅力が社会に伝わらないということにつながっているんでしょうね。学会の話もありましたが、世界に目を向けるようになったきっかけというか、もしくは昔からそういう風に思っていたのか、そのあたりはいかがですか?
和泉きっかけとして、ドラッカーの本を読んでいて、「自立していかなければいけない」というような表現に触れたというのと、以前に勤めていた病院が個人開業のクリニックだったのですが、管理者の医師に何かあったら、自分ひとりでは生きていけないなと思ったのです。このままのポジションでいたら、まあ10年、20年という単位でなら何とか生きていけたのではないかなとも思うのですが、管理者の医師がいなくなった瞬間「生きられなくなる」とふと思いまして、そういう誰かに依存する生き方からは脱したいなという思いがあり、新しい職にチャレンジしようというのはありましたね。
――今、働き方の話が出ましたが、恒吉さんはその辺はいかがですか?
恒吉そうですね。LITALICOには様々な専門家がいます。社内のソーシャルワーカーも違う畑(専門分野)から来た人がたくさんいますし、心理の専門家や、スタッフをマネジメントする専門家など、様々な 背景の違う専門家と関わる中で、自分はどんなソーシャルワーカーなのかということが、入社してからより明確に自覚できるようになりました。 私は今、臨床心理士を取得するために大学院に通っています。大学の時には心理学を専攻していて、そのあと社会福祉士を取ったんですが、自分のソーシャルワークの視点に心理学のエッセンスがかなり含まれていることにやっと気づき、それならもっとそのアイデンティティを固めたいと思い、大学院に進みました。環境と個人・社会に働きかけたいという思いと共に、やはり基本である個人に丁寧に働きかけられるソーシャルワーカーになりたいという思いがあるので、そんなところをがんばっていきたいです。
――社会を見るにも、まず目の前の人を通して社会に働きかけていきたいということですね。これはいろいろな方にお聞きしているのですが、お二人のソーシャルワーカーとして大切にしている価値観や座右の銘などがあれば、教えていただけますか?
和泉私は「今日一日(きょういちにち)」という言葉です。今日一日を大切に生きるとか、今日一日一生懸命生きるとか、「今日一日」を大切にしていて、何かのときにはそれを書きます。
恒吉私は「自己決定の支援」ですね。支援の現場では、自己決定しているように見えているだけで、実際は自己決定ではない場面というのが本当にたくさんあるように思います。知的能力も高く、話もしっかりできる人であっても、本当にその人の中で情報が保障されていて選択肢も充分にあった上で、その人が先の見通しまで持って自己決定をしているのかということ、「自己決定をさせてもらったフリ」になっていないかを、自分の実践において、常に疑いをかけています。真に自己決定してもらうためには技術が必要だと思うのです。情報の提供の仕方もそうですし、どれだけ分かりやすく伝えられるか、選択肢を取り揃えることができるか、非常にスキルの求められるところなので、そこは一番大事にしていますね。
――このメッセージはすべての援助者に、かなり突き刺さると思います。
恒吉「自己決定の支援」には技術が必要である。そこは揺るぎないですね。そのために、先ほども話をした心理学的な視点も必要であると思っています。本人が物事をどう捉えているのか、どういう感情に今揺さぶられているのか、そういうところにまで着目しないと、それが真に「自己決定」とは言えないと思うのです。
――「自己決定」ソーシャルワーカーにとっては基本と呼ばれる原則ですが、それゆえ非常に技術が必要なことでもありますよね。本質的な問いをありがとうございます。それでは最後になりますが、お二人が今後こういう人と一緒に働きたい、こんなソーシャルワーカーが LITALICOに来てくれたらいいなという希望や期待についてお聞かせいただけますか?
和泉最近よく職場で盛り上がるのですが、「内省」という言葉がひとつキーワードになるなと思っています。これはソーシャルワーカーであるかどうかに関係なく、人間は自分自身を知るということが未来の可能性を広げる上でとても大切なことだと思っていまして、それがたとえば私たちがメンバーさんに対して支援をする際に、メンバーさんがどんな人なのかをしっかり知った上で、一緒に支援の計画を立てるということにも通じるところがあります。自分が何者なのか、どんな人生を歩んできて、この先どうしていきたいのかというようなことを知ることはとても大切で、そういった内省を元々自由自在にできる人もいれば苦手な人もいるとは思いますが、そういうことを大切だと思えたり、そういう部分に興味のある人と一緒に働けたら嬉しいですね。あともう一つは、これも何かの本で読んだことですが [*5] 、「希望最大化傾向」と「失望最小化傾向」 というキーワードが自分の中にあります。私はもちろん「希望最大化傾向」の人間なんですけど(笑)、「失望最小化傾向」のある人は嫌なことが起こらないように極力行動を起こさず、「希望最大化傾向」 のある人は可能性を求めて、ぴょんぴょん動いてどんどん色んなことに手を出していくと。でもそっちの方(後者)が楽しいし、そうやって色々な可能性を追い求めて動ける人のほうが楽しい。私はそうやって自分の人生を楽しんでいるので、色々なことがあっても、楽しめる人と一緒に楽しい仕事をしたいなと思います。
恒吉私はそうですね、「共感してくれる人」と言いますか、社会における課題やそれを解決しようというビジョンに本気で共感して、本気で何とかしようと一緒に思ってくれる人と一緒に働きたいですね。LITALICOにはそういう仲間がたくさんいるので、仲間と一緒に仲間を大事に、みんなでやっていけるような、「人が好き」である人であれば、楽しく一緒にやっていけると思います。そして、目の前にいる人のために、方法にこだわらず、ありとあらゆる可能性を信じて、色々な方法を試すことができるように、広く社会とつながろうという意識のある方がいいですね。
―― ありがとうございます。お二人ともに「可能性」というキーワードを口にされましたが、本日お二人のお話を伺い、自分、相手、そして組織、社会、そういった自分自身と自分が関わるものに対して可能性を感じることができる人たちが集うと、より多くのことがより早いスピードで実現するのだろうと、LITALICOの可能性を強く感じました。お二人とも、今日はどうもありがとうございました!
※SCAによる注釈
[*1] 障害者総合支援法で定められた障害福祉サービスを提供する際には、各事業所ごとに必ず一定の実務経験と必要な研修を受講した「サービス管理責任者」(通称「サビ管」) というサービス管理を行うものをおかなければいけないことになっている。具体的には、利用者の個別支援計画の策定や評価、サービス提供のプロセス全体を管理する。
[*2]精神科デイケアは、主に精神障害者の社会生活機能の回復を目的として個々の患者に応じたプログラムに従ってグループごとに治療する外来治療の一つ。精神科医や看護師のほか、作業療法士などのリハビリ職や精神保健福祉士などの福祉職がケアスタッフとして配置されている。
[*3] 就労移行支援は、障害者総合支援法における就労支援サービスのひとつで、 就労を希望する65歳未満の障害のあるものに対して、生産活動や職場体験などの機会の提供を通じた就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練、就労に関する相談や支援を行う。一般就労に必要な知識・能力を養い、本人の適性に見合った職場への就労と定着を目指す。就労継続支援も障害者総合支援法の就労支援サービスで A型 と B型 に分かれており、「雇用型」とも呼ばれる A型 は、企業等に就労することが困難な障害のある方に対して、雇用契約に基づく生産活動の機会の提供、知識および能力の向上のために必要な訓練などを行い、一般就労に必要な知識や能力が高まれば、最終的には一般就労への移行をめざす。また「非雇用形」とも呼ばれる B型 は、通常の事業所に雇用されることが困難な就労経験のある障害のあるものに対し、生産活動などの機会の提供、知識および能力の向上のために必要な訓練などを行う サービスで、生産活動や就労に必要な知識や能力が高まれば、就労継続支援A型や一般就労への移行を目指すことになる。
[*4]「 ソーシャルワーク、教育及び社会開発に関する合同世界会議」は、国際ソーシャルワーク教育協議会 (IASSW)、国際社会福祉協議会(ICSW)、国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)の共同主管で大陸を移動して隔年で開催される社会福祉分野における最大規模の国際大会で、2016年は6月27日から30日までの4日間、韓国・ソウルで開催される。ちなみに前回2014年はオーストラリア・メルボルンで開催され、新しいソーシャルワークの グローバル定義が14年ぶりに採決された。
[*5] 出典「投資バカの思考法」(著・藤野英人) http://www.amazon.co.jp/dp/B00W4O6G12/