日本には約400ほどの社会保障制度や相談窓口がありますが、その存在を知らなければ、利用することができません。そこでSocial Change Agencyでは、主に中学生や高校生を対象に、架空のキャラクターに起きたピンチを題材にして、さまざまな出来事に対して利用できる制度を知ることを目的にしたゲームを開発しました。2024年10月より試作版を33箇所で実施したのち、正式版を開発いたしました。
社会保障制度について、利用する側の立場から、楽しく学べる機会を全国に拡げていきたいと考えております。ぜひお問合せください。(本ページ最下部に申込フォームがございます)
1.対象
中学生以上
2.ねらい
日常生活で直面する可能性のあるピンチと、それに対応するための社会保障制度について学ぶ。
3.内容
※時間は目安です。ご希望に沿ってカスタマイズ可能です。
時間 | 内容 |
0:00-0:10 | ①導入 ・目的、ゲームの概要の説明。 |
0:10-0:30 | ②架空のキャラクターにおきる人生のピンチを考える ・架空のキャラクターのプロフィールカードとピンチカードの配布・説明 ・個人/グループで、ピンチが起きたキャラクターの生活でどんなことに困るかを考える |
0:30-0:55 | ③利用できそうな社会保障制度を見つける ・アイテム(社会保障制度)カードの説明と配布 ・キャラクターのピンチに対応するアイテムカードを選ぶ ・全体発表の準備をする ※ 利用可能な社会保障制度カード50種類ほどを用意 |
0:55-0:80 | ④シェアとまとめ ・グループ間での内容の共有 ・ファシリテーターからのコメント、制度案内ウェブサイト案内、アンケート |
※架空キャラクター例:ヤングケアラーの高校生、大学進学に際し経済的な不安を抱える高校生、熱心に部活に励む高校生、高校卒業し就職した18歳など12人。ご要望に応じて、実施クラスでどのキャラクターを用いるかご相談可能です。
※ピンチカード内容例:病気、怪我、事故、死別、失業、パワハラ、介護、妊娠、子育て、パートナーからの暴力等、20種類ほどを用意。ご要望に応じて、実施クラスでどのピンチカードを用いるかご相談可能です。
試作版実施の様子
4.実施イメージ
5.実施実績(一部)
・筑波大学附属坂戸高校、都立つばさ総合高校、都立赤羽北桜高等学校、佐賀県立神崎晴明高校、神奈川県立川崎高等学校、神奈川県立津久井高校、甲斐清和高等学校、南葛飾高等学校、浅草高等学校、浅草高等学校、川崎市立川崎高等学校
・武蔵野市立第三中学校、熊谷市立富士見中学校、横浜市立寛政中学校、静岡あたらしい学校(フリースクール)
・高千穂大学、同志社大学
・渋谷区社会福祉協議会、京都わかくさねっと、一般社団法人チョイふる、セカンドリーグ茨城、放課後等デイサービス めだか、アソシア・ホイスコーレ神戸、児童相談所 一時保護所
※こども食堂、学習支援教室、民生児童委員等による地域での実施も歓迎いたします。
こちらから試作版実施の写真や参加した生徒さんの声などを確認いただけます。
6.体験した高校生の声など
- いつもだったらこんなかんじの内容はなかなか手が進まないけど、今回の形式では楽しみながら学ぶことが出来た
- 社会保障というのは、なんとなく知っていたけど、どんな時に使うのかまでは全然知らなかったので、新しく知ることができた。
- 制度が沢山あるとわかったので、なにかピンチが起きた時に、すぐお金を借りるのではなく制度を探すことから始めたいと思った。
- 一つ一つの社会保障制度の名前だけ書いてもなかなかどんな制度なのか分かりづらかったりして、あまりよくわからないけれど、今回のようにゲーム形式にすることで、流れを理解することができ、意外と身近な社会制度という感覚をつかむことができた
7.メディア掲載実績
「困った時の社会保障」実感 神埼市の神崎清明高校、カードゲームで制度学ぶ(佐賀新聞)
「人生のピンチ救う保障を学ぶ」―寛政中生徒がゲームで体験(タウンニュース鶴見区版)
社説 戦後80年 曲がり角の社会保障 安心守る仕組み再構築を(毎日新聞)
8.実施条件
①.費用
⑴.東京、神奈川、埼玉、群馬、千葉、茨城の中学校・高校における1クラスの実施の場合は学校さん側の費用負担はございません。(複数クラス実施、上記都道府県外での実施の場合は、まずはお問合せください。)
⑵.中学校や高校以外での実施は、ご予算に応じて対応させていただきます。まずはお問合せください。
②.アンケートへのご協力
事業の効果を図るため、生徒さんに数分で終わる事前事後アンケートに回答いただきます。
③.活動報告掲載へのご協力
実施の様子を弊法人ウェブサイトにて掲載させていただきます。(顔写真等、個人が特定される情報は掲載いたしません)