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Social Change Agent養成プログラム2018 特設サイトをオープンしました!

27 4月 18
SCAスタッフ
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第二期にあたるSocial Change Agent養成プログラム2018の特設サイトを公開しました。

現在、選抜希望者対象の説明会の参加申し込み中ですサイトをご覧になって、選抜エントリーを希望される方はぜひ足をお運びください!

 

特設サイトはこちら

Social Change Agent 養成プログラム2018、説明会を開催いたします!

18 4月 18
SCAスタッフ
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Social Change Agent 養成プログラム2018の説明会を開催いたします。



※今期のプログラム/スケジュールの詳細は4/27(金)に公開予定です。

 

本プログラムは選抜制度を設け、6名の選抜生の方に

全プログラムを無償で提供、選抜性のみの追加プログラムも提供しています。



今期は、選抜要件に経験年数などは一切設けておりませんので、

全国から志高く意欲に溢れたみなさまのご参加をお待ちしております!



「今期のプログラムの詳細を知りたい」

「どんな方たちが参加されるのか雰囲気を知りたい」

「選抜一期生の学びや様子を知りたい」

「本プログラムの選抜制度に興味関心がある」など、



選抜エントリーを検討されている方はもちろんのこと、


SCAの事業に興味関心があるという方もぜひお気軽にご参加ください!



説明会にご参加申込をいただいた方は、いち早くエントリーシートをダウンロードいただけるようになっております。

 

▼説明会日程

5/7(月)19:00-20:30【定員12名】

5/11(金)19:00-20:30【定員12名】

5/12(土)17:00-18:30【定員20名】

5/13(日)11:00-12:30【定員20名】

5/14(月)19:00-20:30【定員12名】

5/19(土)17:30-19:00【定員20名】




▼参加費

無料



▼開催場所

ソーシャルビジネスラボ1(東京都中央区日本橋蛎殻町1-21-6)3階スペース

URL:http://social-business-lab.org/

 

▼アクセス

東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅出口3から徒歩3分

東京メトロ日比谷線「人形町」駅A2出口から徒歩7分

東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅4a出口から徒歩7分

 



▼説明会申し込みはこちらからお願いします.

https://goo.gl/forms/df40ehnoSoqk5Y7U2

 

 

▼昨年度のプログラム詳細はこちら

https://peraichi.com/landing_pages/view/sca2017

 

▼昨年度のプログラム報告はこちら

https://www.slideshare.net/secret/26CQuVAzBC7ciq

【事業報告】東京都の区社会福祉協議会の城北ブロック合同職員研修を担当いたしました.

15 3月 18
SCAスタッフ
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代表理事の横山です。

3/12(月)に、東京の区社会福祉協議会の城北ブロック合同職員研修をSCAで担当させていただきました。

テーマは「アセスメント」です。

地域を実践フィールドに置く社会福祉協議会こそ、「アセスメントの範囲を広げる」ことが必要であり、地域への空間・時間軸における理解/社会構造への深い理解がなければ、介入の焦点を定めることができません。

それゆえ、基本的なアセスメントの枠組みを自覚、使いこなし、自分なりの型を知ること、また、各々のソーシャルワーカーの属人的な実践知を、チームの能力として底上げするためにどのように活用するか、という論点を3つのワークを取り入れながらお伝えをさせていただきました。

研修という局所的な介入ではできることには限りがありますが、日々のアセスメントのやり方を振り返っていただくこと、振り返り、言語化されたアセスメントに関する知を概念化し、手持ちの武器にしていくための導入の入り口までをご一緒させていただきました。

 

 

同じ社会福祉協議会というくくりがあるからこその共通点が見えたり、また同じ組織や部署で働いていても、知りえなかった互いの暗黙知を共有するきっかけになったという声もいただきました。

メゾ・マクロ実践において、手段としてのソーシャルアクションを用いる前段階の「アセスメント」こそが介入の質を決めます。

今後も、アセスメントに関する発信や研修の実施などを行っていきたいと考えております。

 

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弊法人では、さまざまな実践領域のソーシャルワーカー(経験年数10〜20年)が所属しており、組織の研修ニーズに合わせたオーダーメイドの研修作成・実施も行っております。

研修ご担当者の方、有志で勉強会を企画されている方からのご依頼を随時受け付けておりますのでお声かけください。

http://social-change-agency.com/contact

「分かったフリをしていないか、ソーシャルアクションの前提を呼び戻せ」【3/11特別講演・シンポジウム開催レポート①】

15 3月 18
SCAスタッフ
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今回はソーシャルアクションに関する事例研究や実践をされている、3名の講師のみなさまをお招きし、本プログラム研修報告と共にご登壇いただきました。まず初めに、聖学院大学人間福祉学部客員准教授であり、特定非営利活動法人ほっとプラス代表理事である藤田孝典氏に、ご登壇いただきました。

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ソーシャルアクションのリスク -アウトリーチ現場からみえてきた支援のミスマッチ【第5回social action school】

07 3月 18
SCAスタッフ
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こんにちは。SCA一期生の大塚です。

第5回目のSocial Action Schoolゲストは、全国こども福祉センター理事長の荒井和樹氏です。

 

 

 

 

 

 

荒井 和樹

社会福祉士.大学卒業後、児童福祉施設での児童指導員を経て、全国こども福祉センター設立。現在は大学教育機関での教育活動(サイバーパトロール演習)、利用者支援事業、社会的養護に関する活動(アフターケア・相談事業、給付金型奨学金ソーシャルワーカー)、社会での活動(デタッチドワーク実践、アウトリーチ(直接接触型)研修・国内普及プログラム)を実践し、社会的養護に至る前の予防活動に力を注いでいる。

 

今回は、“一歩立ち止まって支援を見直す”ということで、ソーシャルアクションに取り組む際のリスクについてお話を伺いました。ソーシャルアクション実践として、強い声を上げるために様々なメディアやSNSが利用されます。貧困ポルノのようなメディアで作り上げられたストーリーや貧困像に、安易に偏重し加担してしまう危険性についても伺うことができました。

私は青年海外協力隊員としてアフリカの国際協力に携わった経験があります。国際協力の現場でも、多額の資金を使って建設されたハードが使われないなど、支援のミスマッチが散見されています。直接その国の文化に入り込んで支援することはとても重要なことです。今回お話を聞いて、支援の考え方は国内も国外も関係ないことを痛感しました。

 

では、荒井氏に投げかけていただいたたくさんの問題提起を中心に、講義を振り返っていきます。

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特別講演・シンポジウム『ソーシャルワークは誰のものか?-ソーシャルアクションを補助線として実践者、研究者が思考する-』

16 2月 18
SCAスタッフ
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特別講演・シンポジウム『ソーシャルワークは誰のものか?-ソーシャルアクションを補助線として実践者、研究者が思考する-』を開催いたします。

 
本特別公演・シンポジウムは、2017年6月より開始しました1年間の研修プログラム「Social Change Agent養成プログラム」の最終プログラムとなります。
 
 
当日は、3人の演者の方から「ソーシャルアクション」を補助線にし、各講演者の「眼」が捉えている社会とソーシャルワークについての知見、問いを共有いただきます。
 
「ソーシャルワークとは誰のものなのか?」
「なぜ、ソーシャルワークはミクロ実践にとどまっていてはならないのか?」
これらの問いについて、参加者のみなさんとゼロベースで考える機会としたいと考えます。
 
 
数多の問いを抱えながら実践・教育・研究現場に立っている数多くのソーシャルワーカーのみなさまのご参加をお待ちしております。
 
 
 
【演題/登壇者】

『ミクロ-メゾ-マクロを通貫する理論構築-マクロソーシャルワーク研究会設立の背景と目的-』

石川 久展 氏/関西学院大学 人間福祉学部 教授

 
『日本におけるソーシャルアクションの実践モデルが伝えること』
髙良 麻子 氏/東京学芸大学 教育学部 教授
 
『ソーシャルアクション実践最前線-日本のソーシャルワーカーへの問題提起と提案-』
藤田 孝典 氏/NPO法人 ほっとプラス 代表理事
 
 
【コーディネーター】
『本プログラム報告と事業を通してみえてきたもの-社会インフラの保守と創造を架橋するソーシャルワーク-』
横山 北斗/NPO法人 Social Change Agency
 
 
 
【開催概要】
日時:2018年3月11日(日)13:00〜17:00(開場12:30〜)
場所:日本福祉教育専門学校 (高田校舎)
定員:130名
参加費:1500円
 
 


※オンラインでの決済が難しい方は、以下のアドレスにご連絡ください。 

お問い合わせ:info@social-change-agency.com

 

がん患者の思いを全国へ。組織に所属するソーシャルワーカーが社会を変える【第4回social action school】

17 12月 17
SCAスタッフ
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日本人の2人に1人が「がん」になる時代。「がん」は共に生きていく病気になりつつあります。



今回のゲストは、がん患者の声を社会に発信するソーシャルワーカー・岡江晃児さん。



social action schoolは、ソーシャルワーカーが対人支援にとどまらず、社会に働きかける手法(ソーシャルアクション)を学ぶべく、毎回ゲストをお招きしています。



岡江さんには「組織に所属しながらできる、ソーシャルアクション」についてお話を伺いました。

 

岡江 晃児

社会福祉士。2005年鹿児島国際大学福祉社会学部卒業。国立病院機構大分医療センターに医療社会事業専門員として入職し、地域医療連携室を立ち上げる。2009年地域の医療・福祉関係者と共に地域医療福祉協議会を立ち上げ、大分市東部地区のネットワーク構築に取り組んでいる。

 

 

    患者さんの思いを表出できる場「がんサロン」

 

「“がん”と聞いて、どんなイメージがありますか?」

「“がん”になったら、おしまい。本当にそうですか?」

 

そんな問いかけから講義が始まりました。

 

岡江さんはソーシャルワーカーとして、がん患者のサポートをしてきました。

 

「“がん”は2人に1人がかかる身近な病気にも関わらず、日本人の70%が“怖い”と思っている」と岡江さんは話します。また、日本人はアメリカ人と比較して、自分の思いを伝えるのが苦手なことから、不安な気持ちを一人で抱えやすい傾向にあります。

 

そんな現状に対して、普段から患者さんと接するソーシャルワーカーにできることはないか。そう考えて始めたのが「がんサロン」でした。

 

がんサロンとは、患者さん同士が集まって、自分の体験や気持ちをシェアできる場。がんサロンに来てくれた人は、口を揃えて「聞いてもらえてよかった」というそうです。

 

 

すべての患者さんに、思いを表出する場を

 

一方で、がんサロンに足を運べない人もいると気づいたといいます。その背景には、距離や時間の問題、足を運んで人前で思いを表出することへの抵抗がありました。

 

がん患者がいるのは、大分医療センターだけじゃない。日本全国にがん患者がいる。がんサロンに足を運べない患者が、自分の思いを表出するにはどうしたらよいのか。ソーシャルワーカーとして、患者さんに何ができるのか。

 

そこで考えついたのが「がん川柳」



 

がん患者が、がんについての思いを5・7・5でつづるというものです。川柳を通じて、ストレスの軽減ができるという研究結果を元に、この取り組みを始めることにしました。

 

がん川柳であれば、大分医療センターに来れない人も、思いを表出できる。また、川柳として形に残すことで、社会への発信もしやすいと考えたそうです。

 

がん川柳は、日本初の試み。応募が来るのか不安を抱えていた岡江さんですが、蓋を開けてみたら、全国から100通を超える応募があったそうです。





 

 

「がん川柳」に届いた、病院では聞けない声

 

手元に届いた「がん川柳」を一つひとつ眺めてみると、病院では見られない患者さんの姿を垣間見られたそうです。

 

「がん告知 ペンで書き足す 生命線」

「同意書 ひたと見つめて 夜が明ける」

「バラバラに なった家族を 束ねたがん」

 

がん川柳には、がんに対する十人十色の思いが綴られていました。

 

がんの告知を受け「自分はもっと、生きていたい」と願ったこと。医師からもらった同意書を眺めて、不安な気持ちで夜が明けたこと。がんがきっかけで、心が離れていた家族の絆が深まったこと。

 

川柳から溢れ出る思いに触れて、「病院にいる時の言葉だけが、患者さんの言葉ではない。医者もソーシャルワーカーも、患者さんのことを何も知らない」そう思い知らされ、ハッとしたそうです。





 

 

がん患者の想いを全国へ

 

岡江さんはがん川柳を通じて、がん患者の思いを代弁し、社会に発信できないかと考えるようになりました。

 

ソーシャルワーカーは、日々向き合っている利用者に寄り添うだけでなく、社会に発信する役割も必要とされているからです。

 

組織に所属しているソーシャルワーカーだからこそ、できることは何か。そう突き詰めて考えたところ、冊子を作り、無料配布することを思いついたそうです。



 

冊子を作るにあたって、川柳の一つひとつが大切に見えるデザインを心がけました。また、隣にある川柳を見られる設計にすることで、患者さん一人ひとりの思いを共有し合えるようにしました。

 

最後のページには、思いが溢れて川柳を書きたくなった人のためのページを用意。

冊子にしたのは、ご家族のためでもあると岡江さんは話します。

 

もしも、患者さんが亡くなってしまった時には、ご遺族へのグリーフケアにもなるといいます。グリーフケアとは、身近な人との別れを経験した人が、その悲しみから立ち直れるようにサポートすること。

 

川柳を冊子にすることで、患者さんの思いを家族の元へ永遠に残すことができるのです。

当初、冊子は1,000部無料配布する予定でしたが、好評のため追加で1,000部増刷しました。

 

また、完成した冊子は患者さんへのプレゼントはもちろん、大分県内の一般書店、市立の図書館にも置かれています。今では、患者さんの気持ちを理解するために、大学の授業でも使われているそうです。

 

日々の実践がソーシャルアクションを生み出す

 

これは、大分医療センターだから、できたことなのでしょうか?

 

実は、岡江さんは、大分医療センター初のソーシャルワーカー。

 

病院におけるソーシャルワーカーの仕事は、患者さんやその家族と向き合いながら、彼らが抱える経済的・心理的・社会的問題の解決をすること。

 

しかし、病院で勤務し始めた当初は、院内でソーシャルワーカーの仕事が全く知られていませんでした。看護師さんに「なんで勝手にカルテ見てるの?」と言われたこともあるそうです。

そんな岡江さんが、なぜ「がんサロン」や「がん川柳」を始めることができたのか。

 

それは、仕事を通じて、組織にソーシャルワーカーの仕事を認めてもらったからだといいます。日々の実践の積み重ねがあるからこそ、地域や社会に働きかけることができるのです。

 

また、ソーシャルワーカーは対人支援だけでなく、地域や社会に働きかける役割を持っています。それを組織に知ってもらうことが必要です。そのためには、言語化して発信するスキルがかかせません。

 

組織に居ても、社会に働きかけられる

 

ソーシャルアクションというと、制度を変えるような大規模な取り組みをイメージするかもしれません。

 

しかし、岡江さんは「制度を変えるだけが、ソーシャルアクションではない」と語ります。患者さんの思いを社会に伝えることも、立派なソーシャルアクションです。

 

また、組織に居るからこそできる、ソーシャルアクションがあるといいます。

 

組織の名前を出すことで信頼性を担保できることに加えて、一緒に働く仲間を巻き込んでいくこともできます。

 

支援を諦めていませんか?

 

岡江さんは、最後に参加者にこう語りかけました。

 

組織や環境、利用者のせいにしていませんか?人のせいにするのは簡単。でも、そんなソーシャルワーカーになりたいですか?ソーシャルワーカーは、利用者を取り巻く環境を動かす仕事です。最後まで、支援を諦めないでほしい」

 

組織に所属しているからこそ、出会えたスタッフや利用者がいるはず。自分がその組織にいる意味を常に考えることが必要なのです。

 

岡江さんからの問いをもって、講義のレポートを締めくくります。

 

皆さん、支援を諦めていませんか?

 

 

レポート作成者:菊川恵(選抜一期生)

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次回、2018年2月17日(土)のSocial Action SchoolはNPO法人OVA代表理事の伊藤次郎さんをお招きします。

 

「死にたい」と検索した人の検索画面に支援情報の広告を出し、インターネットを使ったアウトリーチを実践する伊藤さん。SOSを出せない人に働きかけるソーシャルアクションの実践を学べる機会です。ぜひご参加ください!

 

お申込みはこちらから

 

 

【報告】10/28(土)山形医療ソーシャルワーカー協会主催に代表理事の横山が登壇しました.

02 11月 17
SCAスタッフ
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10/28(土)山形医療ソーシャルワーカー協会主催で代表理事の横山が『ソーシャルアクションを為すために必要なことはなにか―ソーシャルワークの実践プロセスを通して思考する―』と題して研修を担当させていただきました。

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【後援イベント】12/3(日)第2回難病カフェおむすび開催

22 10月 17
SCAスタッフ
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以下、弊法人後援イベントのご案内です。

主催は弊法人メールマガジン「ソーシャルワークタイムズ」でライターもつとめていただいているmikoさんです。

難病をおもちの当事者の方、ぜひご参加ください!

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こんにちは!難病カフェおむすび代表のmikoです。

12月3日(日)に、第2回「難病カフェ おむすび」を開催します。

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【特別インタビュー】「犯罪のない、皆が笑って生きられる世界を目指して」-株式会社ヒューマンアルバ 代表取締役 金井 駿氏【PR】

20 10月 17
SCAスタッフ
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写真左:ヒューマンアルバ代表取締役 金井 駿氏



株式会社ヒューマンアルバは、「犯罪のない、皆が笑って生きられる世界を創ること」をミッションとして設立された会社です。そのための第1弾の事業として、依存症の方を支援する回復施設を立ち上げます。代表の金井さんにお話を伺いました。【PR】   

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(横山)本日はどうぞよろしくお願いいたします。まずは、ヒューマンアルバを創業した理由を金井さんご自身のバックグラウンドを含め、お聞かせいただけますか。

 

(金井)はい。創業の理由は2つあります。1つめは、私自身の家庭の理由です。私には父親が3人いるのですが、私が8歳から18歳の時の2人目の父親がギャンブル依存症がきっかけで、横領行為で捕まりました

 

私が大学卒業する頃、「父親もやりたくてやった訳ではなく、いろいろなことに追いつめられてやったことなのだ」と気がついたのです。と同時に私が住んでいた田舎には薬物依存症の方への支援の仕組みが全然なかったことにも気づきました。



そういった家庭のこともあり、大学を卒業して社会人になるとき、自分の生きる意味、一生涯の仕事について考えた末、自分がやるべきだと思ったのが、ヒューマンアルバの事業でした。

 

2つめは、大学に入った18歳のときの夢は金持ちになることでしたが、経営コンサル会社やIT企業でインターンやアルバイトをしたり、学生時代はずっと働いても、やりがいや満たされたと感じることはなく、すり減り、もやもやするばかりでした。ウェブビジネス、インターネットビジネスなどには、人生をかける気持ちをあまり持てなかったということもありました。

 

大学を卒業してから今年の4月までの1年間は、知人と2人で刑務所出所後の方への就労支援をする会社を経営していましたが、もっと根深い課題を抱える方たちに出会いたいと考え、今年4月にヒューマンアルバを創業しました。

 

(横山)「根深い課題」とは具体的にはどのようなことですか?

 

(金井)一番大きく感じたのは、触法行為の背景にある依存症の存在です。薬物依存症や性依存症など、教育的支援、就労支援だけではどうにもならない問題を抱える方たちを地域で支援できる社会資源が充実していない、足りていないことに課題意識をもっています。

 

(横山)依存症を抱える方に対して地域で支えていく社会資源が少ないという課題意識からヒューマンアルバの立ち上げに至ったということですね。今後、具体的に行う事業内容を詳しくお教えくださいますか。

 

(金井)依存症を抱えていらっしゃる方、特に触法行為をしてしまった方たちを対象に4つのサービスで支えていきます。

 

1つめは治療です。アメリカで生まれたリカバリー・ダイナミクス(※1)という依存症回復施設で用いるカリキュラムを用います。ミーティング形式で、このプログラムを軸とした施設を運営します。

 

2つめは住居です。ミーティングハウスからなるべく近いところにマンションを借り、住まいの提供をします。

 

3つめは教育。依存症からの回復をあえてマイナスからゼロと表現すると、ゼロのところから一歩プラスにしていくようなイメージで、対人コミュニケーションスキルや、SSTや、職能的なパソコンの訓練ですとか、しっかりちゃんと身につけてもらうまでやります。加えて、必要な人に関しては、漢字の読み書きや、四則演算からサポートします。

 

最後、4つめは就労支援です。就労支援している機関は一杯あるんですけど、ハローワークに同行するだけでは仕事が決まらない方は多いです。

 

仕事が決まらない要因はさまざまあると思うのですが、まず本人が希望している仕事の受け皿があまりない。私みたいに華奢でひょろひょろしているのに、土木関係の仕事ばかり紹介されるは嫌だろうなあと。

 

また、採用する側としては、面談の際に、本人が過去の失敗を踏まえてどう生きたいか、内省の深堀りができているのかというところをみますので、そういったことができていない段階で就労しようとしてもなかなか難しい現状があります。



私は人事の仕事をやっていたこともあるので、仕事との単なるマッチングにかかわらず、マッチングに至るまでの内省などのトレーニングも含めた就労支援ができたらと思っています。

 

 

(横山)具体的にはどういう経路でこのサービスを使っていただく方にアクセスしていく、リーチしていこうと思っていらっしゃいますか。

 

(金井)経路は4つありまして、1つが保護観察所です。保護観察所が認定する自立準備ホーム(※2)の認定を取得したいと考えています。

 

2つ目は、精神科病院や各地域のセルフヘルプグループ。

3つ目は、各市区町村にある福祉事務所です。

 

4つ目は直接相談です。インターネットを活用して、依存症に関する正しい知識などを発信していき、必要としている人に情報を届け、ご本人の様子を「おかしいな」と思われたご家族などから連絡をいただけたらと思っています。

 

私も当時、家族が依存症になったらどこに連絡、相談をすればよいのか分かりませんでした。そもそも多くの場合、本人の近くにいる人が依存症だと気づくのは遅れます。家族が1000万円の借金をしてやっと疑いだすなど、そういった時点では遅いなと思います。インターネットなど活用できるものをすべて活用し、必要な人に情報を届けたいと思っています。

 

(横山)インターネットを活用した情報発信や、関係者を通じて、サービスを必要としている方に出会う導線をつくっていくということなのですね。このたびサービスの開始に向けて採用活動を行っているとのことですが、どのような仲間を求めているかお教えいただけますか。

 

(金井)一緒に働く方に求めるものはシンプルです。なにごとも外的要因のせいにしないということです。現在は事業の立ち上げ期で、新しいものを創り上げていこうとしていますので、「そんなことやっているの聞いたことがない」とか「そんなものは無理だよ」と否定から入るのではなく「きっといけるはずだ」という気持ちでやっていける方。

 

もちろん、依存症の方への支援の専門性もあるとよいですが、一緒に事業をつくっていくという力や気持ちがある方。そして、1施設15名定員の施設を10年、20年継続していくことも尊いことですが、それだけでは社会課題の解決にはなりませんので、社会に存在する依存症の方全体を支援するものをつくらなければ意味がないという価値観に共感いただける方。そういった方と一緒に働けたらと思っています。

 

(横山)きちんと事業を広げていく。しっかりとした支援のモデルをつくって、それをいろんなところに広げていこうというところまで考えてくれる方ということですね。

 

(金井)詳しい要件は応募要件を見ていただけると良いのですが、人物像的なことで言うと、「本質思考」で「なぜなぜ」をしっかり考えられる人は社風に合うだろうと思います。

 

例えば、支援する中で、相手がなかなか変わっていかないことのほうが多いと思うのですが、それに関して、「あいつは何を言ってもだめだ」という態度ではなく、「この人は今どういう状況にあるのか?施設として今どういうことをこの人に対してでやるべきなのか」ということ、本質は何かということをしっかり議論できる人ですね。

 

(横山)現状に対して視野を広くもって、何が問題なのかを突き詰めて考えていける人ということですね。一緒に働く側としては、金井さんの人となりは気になると思いますが。事業への思いやポリシー、生きていく上での信条などがあればお聞かせください。

 

(金井)「与えられた使命を全うする」という価値観を強く持っています。私のように親が逮捕される人もいれば、そのようなことはなく円満な家庭の方もいる。いろんな状況の人がいること、それに意味があるんだろうなと思っています。その意味を見出し、自分の使命を見つけ、その使命を死ぬまでに絶対やりとげる、ゴールを達成する、そういう価値観がとても強いです。

 

もちろん人は全員そうではないと思うので、押し付けはしません。

過去、無意識に一緒に働く仲間の方をそういうフィルターで見てしまっていたことがありましたので、まずは自分が幸せになる、家族が大事な人もいれば恋人が大事な人もいるので、まずは自分が幸せになって、その上で仲間やサービスを提供する相手に喜んでもらうということも、この1年で大事にしたいと思うようになりました。

 

加えて、対価をいただいてサービスをする側ですので、プロ意識を大切にしています。それはスタッフに対しても変わらず、1週間以内にこれをやるとか、今日中にやると言ったことは、しっかりやっていただきたいという価値観があります。当たり前のことのようですが、これを全員ができているチームというのが最低ラインだと思っています。

 

(横山)今お話いただいた価値観を大切にし体現していくうえで、自分に課しているものはありますか。

 

(金井)ライフプランマネージメントを行い、毎日進捗をチェックしています。死ぬまでに成し遂げなければならいことを細かく分類していき、日々やるべきことまで落としこんでいます。

 

(横山)長期のビジョンが絵空ごとにならないように、ビジョンに向かって日々為すべきことを定めているということですね。

 

(金井)はい。私はソフトバンクの孫正義さんがすごく好きでして、彼は「起業するときには60年計画が必要で、大きな事業をなすためには常にはるか未来を見てないと最短経路で事業を進めていくことができない」ということを言っています。私も、本当にその通りなのだろうなと思っています。

 

 

(横山)話は変わりますが、支援という言葉の定義や込める思いは、人それぞれ違うと思っているのですが、金井さんの考える人を支援することの定義、そこに込める思いをお話いただけますか。

 

(金井)大学も経営学部で、福祉業界にまだ半年くらいの人間ですから、偉そうなことは言えませんが、支援とは「選択肢の提示」だと思っています。



いわゆる何でもしてあげる支援は、ちょっと違うと思っていて、たとえば、馬を水辺に連れて行っても、飲むか飲まないかは馬次第です、常に水が飲みたいと思ったら飲める準備をしておけば、あとは本人の問題だと思っているので、そこにやれよやれよって土足で踏み込むのは、とてもおこがましいことだと思っています。

その人の大切にしているなにかに対して土足で踏み込まないという考え方ですね。

 

目の前にいる人が今何を求めているんだろうというところをしっかり考える。例えば薬物依存症の人で、親が「薬物を止めなければ家に入れねえ」と言うから仕方なく来てやってるんだという人がいたとします。その人は今は薬物を辞める気がなくて、薬物がやりたくてしょうがないという時に、「そんな汚い注射器を使わないで、使うんだったらこのきれいな方を使いなよ」と言う。

 

その人との関係性がぶつっと切れることが最悪です。つながっておいて、その人が感染症になるとか、自分から私たちの手を握りたくなるときを待つ、ハームリダクション的なスタンスでいたいです。

 

自身が依存症から回復した方や支援者の方の中にはこういったことを許せない気持ちがあるのはわかるのですけど、施設に入っていればいいんだよという人もいるなかで、このようなスタンスに共感してくれる方と一緒に働けたらと思っています。

 

(横山)いつからそのような考えを得るようになったのですか。

 

(金井)今年の5月に沖縄の依存症回復施設でボランティアをしていたのですが、そのときに、色々な人に出会い、自然とふと、ああこうだなと思いました。自分がギャンブル依存症だったらどうしてほしいかについて考えたり、私自身タバコに依存しているので、控えてみたりですとか。

(横山)金井さんご自身のバックグラウンド含め、長い時間をかけて複合的な理由ずっと考え続けてこられたことかもしれないですね。サービスには魂が乗り移るではありませんが、どういった思想で支援者がいるかということは、現場で出会う人に伝わっていくものであろうと思っています。

 

最後に、一緒に働く人へのメッセージをいただければと思います。

 

(金井)ヒューマンアルバがつくりたい施設は、利用者が快適に過ごすことができることを究極的に突き詰めたいと思っています。ミーティングのときも、寝っころがるとか、机に脚をのっけてるとかだけでもいいと思うんですよね。本人は今はまだそうしたいと思っているんだなと思うので。勉強だけでなく運動もしたいですし、施設もきれいにしたいです。快適な場づくりのサポートをしたいと思っています。

 

事業の先にあるのは、「犯罪のない、皆が笑って生きられる世界の実現」です。ゼロからの立ち上げなので、しんどいことも多いと思いますが、その倍以上の楽しさが絶対あるので、ぜひ楽しんでやりましょう!

ビジョンの実現に向けて、ゼロから一緒に事業をつくっていきたいという人の応募をお待ちしています!!

 

【ヒューマンアルバ社の求人応募詳細はこちらから】




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【編集部注釈挿入】

※1.リカバリー・ダイナミクス:AA(アルコール依存症者の自助グループ)の基本テキスト『アルコホーリクス・アノニマス』(ビッグブック)に説かれている回復のプログラム「12のステップ」(後掲)を深く理解し効果的に実行するための方法. 参照:特定非営利活動法人RDP ホームページ

※2.自立準備ホーム:日本の法務省の「緊急的住居確保・自立支援対策」にもとづいて、人々に一時的に住居を提供し、自立を促す施設のこと 参照:法務省ホームページ

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【ヒューマンアルバ代表取締役 金井 駿氏プロフィール】

1993年生まれ。横浜国立大学経営学部卒業。大学1年時に経営コンサルティング会社にて勤務。その後、IT系ベンチャー企業に入社。営業、マーケティング、新規事業立ち上げに携わった後、同社の新卒採用を統括。大学卒業後、刑余者の就労支援会社に入社、専務取締役就任。2017年3月に辞任後、株式会社ヒューマンアルバ設立、代表取締役就任。