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【今週のフクシ・エントリ!】メルマガ抜粋版 2016年6月号

10 8月 16
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今週のフクシ・エントリ!のロゴです

SCAのふくしばです!
「今週のフクシ・エントリ!」メルマガ抜粋版では、メルマガで紹介したエントリをひと月分まとめてお届けします。

※先月までの「今週のフクシ・エントリ!」まとめはこちら


《5/29~6/5》
 -気にするエントリ!

【子ども白書:「社会的養護」4万6000人 虐待や親不在 – 毎日新聞】
【北海道男児不明】置き去りはしつけ? 虐待との線引きとその是非は – 産経ニュース】
【大和君通う小学校、心のケアに力 体調崩した児童も:朝日新聞デジタル】
【金沢で男児置き去り 3時間後に保護、警察が虐待と通告:朝日新聞デジタル】
【「児童虐待」事案、相談所に全件通告 情報共有強化で滋賀県警 – 47NEWS】
北海道の置き去り事件の男の子、無事に保護されて本当にホッとしました。ただし、私たちソーシャルワーカーは「ホッとした」で終わらせるのではなく、その背景にしっかり言及して、今後同様の事件を生まないために何ができるか、何をすべきかを常に考えなければいけません。産経の記事で「最近の親は孤立しがちで、親から子に伝えられてきた子育てのノウハウを持たない傾向に」という一文がありましたが、逆に過度なしつけが当たり前だった昔からの子育てを言われたままに忠実に実行することにも弊害があるということも忘れてはいけません。子どもへのケアが大事なのはもちろん、親がなぜそういう行為に及ばざるを得なかったのかをしっかり検証し、単に非難の的にするのではなく、親も含めて支援の対象として子育て家庭全体を包括的に支えていくためのしくみを作っていかなければならないのではないでしょうか

【自殺者、4年連続3万人下回る=急増前の水準まで減少-政府白書:時事ドットコム】
【高齢、若年層の自殺深刻に 政府白書「対策が必要」 | 2016/5/31 – 共同通信 47NEWS】
【自殺率:山間部は高く、離島は低い 対策白書を閣議決定 – 毎日新聞】
【自殺予防対策に繋がる成果 ~誕生日前後の死亡リスクの増加傾向を明らかに — 大阪大学|dot.ドット】
自殺対策白書のエントリをまとめて。各メディアで全体数の減少を見出しにするところあり、高齢者・若年者の自殺の深刻さを掲げるところありと、さまざまな視点での考察が見てとれます。世代間の差異と合わせて、地域ごとの差異などにも注目したいところです。いま、社会福祉士の養成課程で自殺対策に関して総合的にきっちり学べる科目がないので、次のカリキュラム改正では、ぜひ就労支援や更生保護などと同様に独立した科目で学べるようになればと思います。

【生活保護、高齢者世帯が初めて5割超える 厚労省発表:朝日新聞デジタル】
【あしなが育英会奨学金の返還 影落とす「生活困窮」 – 47NEWS(信濃毎日新聞)】
【就学援助 九州の全教委調査 クラブ活動、生徒会、PTA費 使途3項目でも格差 導入1割、全国平均以下|西日本新聞】
貧困・低所得者支援関連のエントリをまとめて。世代間・世代内格差だけでなく、地域格差や家庭環境格差など、さまざまな視点での貧困・格差が報じられています。この傾向が進むと、いずれ格差どころか「一億総活躍」ならぬ「一億層貧困」へスパイラルダウンしていく可能性は増えていくばかり。この負の連鎖をいかにして食い止めるか。私たちソーシャルワーカーからも各方面からしっかり声を上げて、社会変革につなげられるか正念場です。

《5/29~6/5》
 -気になるエントリ!

【保育士試験の科目一部免除へ 福祉士に特例 | 福祉新聞】
【国家資格取得:医療・福祉に共通課程 進路変更後押し 厚労省検討 – 毎日新聞】
【国家資格としての介護福祉士の更なる評価を|CBnews】
【日本介護福祉士会の最年少会長 石本淳也さん(44):朝日新聞デジタル】
【「モー娘卒業」ズッキ 福祉業界の星になれ|東スポWeb】
【輝集人:臨床心理士・社会福祉士 小山秀之さん /和歌山 – 毎日新聞】
福祉専門職を取り巻くあれこれをまとめて。有史以来、福祉専門職の養成や研鑽に関しては議論されつづけていますが、時代に応じてよりフィットする形を求めてその存在意義や活動フィールドも変わり続けていくのが順当な流れでしょう。資格同士の互換性も課題もたくさんありますが充分検討する価値はありますし、世代交代によるリフレッシュで変わるマインドもあるでしょう。みずからの専門性を常に追求し続けて、地域に住むひとびとと確固たる信頼関係を構築できる福祉職であるために、変化を恐れずに成長していくことこそが求められるのではないでしょうか。

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《6/6~6/12》
 -気にするエントリ!


【「いじめ」4年連続トップ 27年度の労働相談 統計史上で最多 – 産経ニュース】
【非正規労働者:老後不安76% 貯蓄余裕なし、年金頼れず 連合総研調査 – 毎日新聞】
【来年から介護休業の要件緩和…同居・扶養不問に : 読売新聞 】
【部活で休養日奨励へ=けが予防、教員負担も軽減-文科省:時事ドットコム】
【悩む内部障害者、4人に1人が「職場の理解ない」:朝日新聞デジタル】
雇用に関するエントリをまとめて。非正規雇用の割合が4割台にのった日本ですが、正規・非正規にかかわらず労働者はさまざまな不安を抱えながら暮らしているのがこれらの記事からよく分かります。経済的な面はもちろん、人間関係や時間外労働、介護離職、障害者雇用などクリアしなければならない課題はまだまだありそうです。

【県:障害者へ災害時情報伝達を支援 NPOと協定 /岐阜 – 毎日新聞】
【大分)地震の影響 中学生「身体」、園児・児童「行動」:朝日新聞デジタル】
【熊本地震でのDPATの活動が報告【日本精神神経学会学術総会】:日本医事新報社】
【北九州市:指定避難所にWi-Fi 市民センター7カ所に設置 /福岡 – 毎日新聞】
【熊本地震:認知症相談の8割「悪化」 避難所から不明者も – 毎日新聞】
【ボランティアバス:黙認一転クロに戸惑い 復興庁も知らず – 毎日新聞】
災害時支援・防災対策のエントリをまとめて。日本に住んでいるかぎり、地震災害への備えは必須といえます。個人や家庭での備えも大事ですが、地域・国全体の問題と考えれば、行政がある程度の対策を整備しておくことが求められます。特に災害時に暮らしにくさをより強いられる障害者や高齢者、子育て世帯等への対策と、ライフラインとしての情報保障対策はこれからますます重要になってきそうです。自助・互助・共助に対してどれだけ公助でサポートできるか、思案のしどころですね。

《6/6~6/12》
 -気になるエントリ!


【スイス国民投票、「ベーシックインカム」を否決:朝日新聞デジタル】
【「格差と貧困」の解消に向けて-「ベーシック・インカム」生み出す“AI資本”大国へ | ニッセイ基礎研究所】
【貧困と生活保護(33)必要のない手術を繰り返していた山本病院事件 : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)】
【過度な飲酒、パチンコ慎むように 従わぬなら生活保護停止も 四街道市、市民苦情受け掲示 受給者支援団体「行き過ぎ」批判 - 47NEWS(千葉日報)】
【昨今の「貧困コンテンツ」ブームが危険な理由 底辺ライターが「貧困報道」に物申す! | 「貧困報道」は問題だらけだ – 東洋経済オンライン】
「気にするエントリ!」で取り上げるべきかどうか悩んだのですが、スイスの国民投票の報を受けて、貧困関連のエントリをまとめて。日本も消費されるだけのその場しのぎの貧困対策からそろそろ脱却して、本腰を入れて取組まねばならない時期に来ているのではないでしょうか。私たちソーシャルワーカーが国民全体を巻き込んで大きなうねりを作っていきたいですよね。

【日本初のソーシャルビジネス連合、「新公益連盟」スタートしました】
最後にフローレンスやシーズ、カタリバ、育て上げネットなどのNPOらがタッグを組んで立ち上げた新団体のエントリを。上記の貧困問題への対策もそうですが、全国の公益団体のノウハウをみんなでシェアして日本全体の福祉に還元できる体制づくりの第一歩となりそうです。さあて、SCAはどうしていきましょうか。

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《6/13~6/19》
 -気にするエントリ!


【来年から介護休業の要件緩和…同居・扶養不問に : 読売新聞 】
【介護休業、基準明確化でとりやすく 厚労省研究会案:朝日新聞デジタル】
【認知症不明1.2万人超=98.8%は所在確認-昨年届け出分・警察庁:時事ドットコム】
介護と家族をめぐるエントリを。介護離職ゼロを目指しているわりに、やっぱり家族へ負担を押し付けようという気が満々の施策方針です。いや、もちろん労働者としての家族を支援すること、ひいては介護を受ける高齢者への支援は大事なんですが、介護休業レベルの短期間でケア環境を整えられるとは到底思えません。むしろ公的介護サービスを充実させたほうが介護事業者・介護職と介護利用者ともにWin-Winですし、ダブルケアへの負担軽減も図れて長期的には社会の成長にもつながると思うのですが。

【ワタミに初の労組誕生 組合員1万3000人:日本経済新聞】
【介護士や保育士が労組結成 労働環境の改善を | NHKニュース】
労働者の権利に関するエントリ。すっかり悪名だかいブラック企業として広く認識されてしまったワタミの労働者たちもいよいよ立ち上がり、同様に業界全体の就労環境のひどさにあえぐ保育・介護職たちも団結しはじめました。今まで「団結して物申す」という選択肢さえ選べなかった労働者たちが「労組」という武器を手に入れたとき、果たしてどんな化学反応が起きるのか、注視していきましょう。

【「妊娠」女子生徒に「体育実技」要求 批判受ける高校側の言い分とは】
【小学校未卒でも中学へ 文科省、虐待や無戸籍など対象:朝日新聞デジタル】
【「子どもの権利」拡大認めず 日本会議から広がる運動:朝日新聞デジタル】
子どもに関するエントリ。毎度のことですが、事件や不祥事などが報じられたときにただただ煽動的にさわぐのはそのへんのマスコミと同じド三流です。誰の権利がどのような経緯で侵害されて、なぜそれを防げなかったのか、そして次におなじような被害を生まないようにするために福祉的な視点でどうすればいいかとしっかり検証・実践することこそ、ソーシャルワーカーの本分といえましょう。各分野・教育段階でそれぞれSSWや児相職員など子どもにかかわる福祉専門職の配置が強化されていくためにも、これらのケースが良いきっかけになればよいのですが。

《6/13~6/19》
 -気になるエントリ!


【参議院選挙「住まいの貧困」対策に関する各党の見解が明らかになりました!】
社会保障の未来は政局次第ということで参院選の争点もぼちぼち出揃ってきました。もちろん重要な政策は社会保障だけではありませんが、もっとも関心度の高い問題であることは間違いありません。与党さんは余計なことをいって国民の支持を逃したくないのでナリをひそめてますが、しっかり目を光らせておきましょう。

【精神障害者の鉄道運賃、割引適用を 和歌山県知事 – 和歌山のニュース – 47NEWS(紀伊民報)】
【手話で情報提供法制化を 徳島市で全国ろうあ者大会 – 徳島のニュース – 47NEWS(徳島新聞)】
JRの強固な態度に右ならえでちっとも進まない精神障害者に対する公共交通機関の割引適応。こうやって首長が毅然とした態度を示してくれるのは、とても心強く感じます。手話条例制定の機運も高まってきていますし、福祉的な視点で地域を語れる為政者を市民が一丸となって応援していくのも立派なソーシャルアクションといえるのではないでしょうか。

【「社会福祉士」枠を創設 豊橋市/ベテラン職員の大量退職受け | 東日新聞 】
【若い女性は風俗嬢、老人は姨捨て山…一億総貧困時代が来た|DOL特別レポート|ダイヤモンド・オンライン】
最後はソーシャルワーカーをめぐるエントリで締め。フクシ・エントリでもおなじみ・ほっとプラスの藤田さんの対談は相変わらず圧巻なので、ぜひ多くのソーシャルワーカーたちにお読みいただきたいところです。ソーシャルワーカーの必要性を感じてくれている自治体も少しずつですが増えつつあると思うので、しっかり売り込んでちゃんと仕事しましょう。

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《6/20~6/26》
 -気にするエントリ!


【最高裁事務総長、ハンセン病元患者追悼式典に出席へ:日本経済新聞】
【難病男性に衆院委員長謝罪 国会拒否問題で改善約束 – 産経ニュース】
病気や障害のあるひとの人権にかかわるエントリをまとめて。難病男性の参考人招致拒否問題自体は前週のニュースでしたが、衆院委員長のコメントが出たので改めて取り上げました。どちらもその場限りの取り繕いで終わらずに、恒久的な取組みにつながってほしいものです。

【がん患者追跡調査:復職5年後も5割が勤務継続 大企業社員 – 毎日新聞】
【がん経験者受け入れで調査 復帰しやすさは「助け合い」 – 産経ニュース】
がんと雇用についてのエントリをまとめて。がんが死なない病気になってきて、雇用継続のための取組みも少しずつですが広がってきています。全員が元気に就労できるというわけではありませんが、こういった下地づくりに地道に取り組んでいくことが、社員全体の働きやすさにもつながっていくのではないでしょうか。

【障害者の98%、年収200万円以下で生活 民間団体調査:日本経済新聞】
【障害のある人の地域生活実態調査報告書 – きょうされん】
きょうされんの調査ということでひとつ注意しておきたいのは、作業所や地域活動支援センターにつながっている障害者が主な対象者で、ここに含まれない障害者も相当数いるであろうということ。ほとんどが年収200万円以下、6割は100万円以下というデータだけでもそれなりにリアルな数字ではありますが、その後ろにはそもそも社会資源にさえつながれていないひとや、一般就労と福祉就労のはざまでやりくりできているかいないかギリギリのひとなど、調査からは見えにくい対象者もおそらくかなりいるのではと推測されます。

《6/20~6/26》
 -気になるエントリ!


【米・オレゴン州マノトマ郡立図書館システム、ホームレスに対応するため、ソーシャルワーカーと契約 | カレントアウェアネス・ポータル】
【子どもの誕生日に本…町立図書館、文科大臣表彰 : 読売新聞 】
【視覚障がい者の読書を支援 大日本印刷などが電子図書館システムを開発 – ITmedia ビジネスオンライン】
図書館と福祉行政に関するエントリをまとめて。特に取り上げたいのは、ぜひ日本でも取り入れてほしい図書館ソーシャルワーカーを紹介した海外エントリ。図書館はホームレス状態のひとだけでなく、子育て家族や障害者、高齢者など福祉的な支援と親和性のあるひとたちが多く利用しますカバーするエリア的に来所相談だけでなくアウトリーチするにも絶好の拠点ですし、すべてのひとが気軽に使える・使っている場所だからこそ、生活支援に直接携わるソーシャルワーカーが常駐する意味があるのではないかと思います。

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以上、2016年6/5号から6/26号までの「今週のフクシ・エントリ!」をまとめてお届けしました。

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それでは、2016年6月分の「今週のフクシ・エントリ!」はここまで。

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