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【今週のフクシ・エントリ!】メルマガ抜粋版 2016年1月号

18 3月 16
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今週のフクシ・エントリ!のロゴです

SCAのふくしばです!
「今週のフクシ・エントリ!」メルマガ抜粋版では、メルマガで紹介したエントリをひと月分まとめてお届けします。

※先月までの「今週のフクシ・エントリ!」まとめはこちら


《1/1~1/10》
 -気にするエントリ!

【困窮者自立支援、相談件数伸びず 4―10月で14万件:朝日新聞デジタル】
【佐賀市、保健福祉サービス「提案型」へ  – 佐賀のニュース – 47NEWS】
【認知症:相談場所知らない34.1%、身近に患者いない68.2% 県政世論調査 /茨城 – 毎日新聞】
いかにも利用が伸びなそうな名称の「生活困窮者支援事業」もそうですが、最後のセーフティネットと言われている生活保護受給も捕捉率はわずか2割程度と言われています。そろそろ行政も福祉事務所の相談窓口一本化でガラガラポンする時期に来ているのではないでしょうか。まあでも、役所の業務効率化は公務員のリストラにつながるため本気ではやらないでしょうから、私たちががんばって尻叩きしましょう。「相談窓口が分からない」なんて市民に言わせる役所なんてもってのほかです。

【国立がん研究センター、「全国がん登録」の業務開始:日本経済新聞】
【子どもと老いた親に、がんをどう伝えるか:朝日新聞デジタル】
【(3)患者からも情報発信 : イベント・フォーラム : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)】
【がん患者:病院外に支援施設…国内初、NPOが寄付で建設 – 毎日新聞】
日本人の2人に1人がかかり、3人に1人が亡くなると言われるがんですが、医療の進歩により生存率があがり比較的長く生きられるようになってきている中、がん患者の支援策もまだ充分とは言えませんが少しずつ整いつつあります。どうやって生き、どう死を迎えるか。生活を支えるソーシャルワーカーにとってもがん患者支援に関するコーディネート力は今後ますます重要になってきそうです。

【恋人間に保護命令440件 被害者守る“盾”が定着 改正DV防止法施行2年 – 産経ニュース】
5千件を超える保護命令申立件数のうち、1割は恋人同士の間で起こるデートDVとのこと。当然ながらDV被害にあっている全員が声を上げているわけではないので、このバックグラウンドにいったいどれだけの被害が起きているのかを想像すると、ひやっとします。子ども虐待もそうですが、「民事不介入」の建前のもと陰に隠れてしまっているケースをいかに拾い上げられるか、支援にかかわるソーシャルワーカーたちも更なる取組みが求められます。


《1/1~1/10》
 -気になるエントリ!

【車いすに座ったままで着物を 愛知の和装レンタル会社が開発 | THE PAGE 愛知】
成人の日を前に、着物に関するアクションを。せっかくの機会だから晴れ着を着たいというのは、障害のあるなしにかかわらず、みんなが思うことですよね。「選択肢がない」ことに疑問を持ち、実際のアクションにまでつなげたこの取組みにあっぱれ!

【介護殺人その後:加害者も心に大ダメージ 社会復帰に壁 – 毎日新聞】
家族を生きさせるための介護が逆に人を殺めることにつながるというのは、なんとも皮肉なものです。介護に真剣に向き合うあまり他人とのつながりが薄くなり、不眠やうつを患う家族介護者も少なくない。そんな悪循環に断ち切るために私たちができることは何か、改めて考えさせられるエントリです。

【難病の友達支援へ寄付 中高生がiPS研究所に – 兵庫のニュース – 47NEWS】
友だちの支援そのものに対して直接寄付するのではなく、その治療の研究に対して寄付するという、何とも見上げたアクション。目先の支援にとらわれがちな私たちソーシャルワーカーこそ見習うべき視点だと、感心してしまいました。

【イギリス・ロンドンでホームレス・路上生活者の数が急増】
【2015年の独雇用者数、12年連続で増加=連邦統計庁】
【ロシア:貧富の格差拡大…原油安や経済制裁ズシリ – 毎日新聞】
【米雇用、堅調な回復傾向…前月比29万人増 : 読売新聞 】
たまには締めに世界情勢でも。日本に限らず世界のあらゆる国で貧困と労働の問題は山積しているようです。ドイツも移民の受け入れで雇用が改善しているとのことですが、当然受け入れにはコスト的な限度がありますし、アメリカの景気も上向き加減とはいえ、貧富の差が激しい米国民すべてにその効果が行き渡るかどうかは疑問です。海外の情勢を見ながら、日本丸も舵切りを迫られています。
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《1/11~1/17》
 -気にするエントリ!

【昨年の自殺2.4万人=統計開始後、100万人超え—内閣府「都市消滅並み」】

【自殺未遂者を1年支援します 大阪府、15日から新制度:朝日新聞デジタル】
ピーク時より1万人も減っているとはいえ、いまだに年間2.4万人、1日当たり66人ものひとが自ら命を絶つしかないという環境・状況に追い込まれています。そこに至るまでの過程はさまざまありますが、ひとつ共通して言えるのは、おそらくどのひとも「他人とのつながりが希薄」ということ。友人でも家族でも同僚でも趣味仲間でも誰でもいい。「困った」「つらい」とグチをこぼせるひとがひとりでも居たなら…そう考えると、ソーシャルワーカーをはじめとする福祉の専門職がそんなひとたちの環境を整えられさえすれば、多くの命を救えるのではないか。大阪府の自殺未遂者支援の取組み、全国的に広がることを切に願い、行動していきたいです。

【女児泣き続けている…虐待疑い、住民の通報2回 : 読売新聞 】
【いじめ不登校の報告遅れる 県教委「ケア優先で様子見ていた」佐賀 – 産経ニュース】
もちろん「たられば」の話をすればキリがないのですが、改めて子どもの支援体制について考えさせられたニュースです。このメルマガを長く購読してくださっている方にとっては何度も申し上げていることでやや気がひけるのですが、要するに教育の現場でも福祉の現場でもリソース(対応に当たる人や時間など)不足なわけです。教員たちは授業だけでなくクラス管理やPTAの対応はもちろん休日も部活動の指導にまでかり出され、児相の職員は氷山の一角である深刻度の高いケースへの対応のために、その下にたくさんくすぶっている比較的深刻度の低いケースをみすみす見逃さざるを得ない状況だということは、周知の事実でしょう。分かっているのに救えない。再優先でコストを割くべき部分だと思いませんか?

【ホームレス自立支援強化 千葉市 : 読売新聞 】
【時事ドットコム:沖縄に子ども支援員=貧困対策、「居場所」づくりも-政府】
【知事「格差是正」にこだわり 障害者雇用支援、子供の貧困対策にも力 東京 – 産経ニュース】
年度末が近づくにつれて、自治体の来年度の予算組みも明らかになりつつありますね。私たちソーシャルワーカーが常に頭に入れておかなければならないのは、行政の取組みにはすべてきっちり予算がついていて、常にその枠組みの中で動く必要があるということ。もちろん、枠組みにないものは一からつくっていくしかないわけですが、すでにあるものについてはしっかり活かしていけるように金と人の流れやしくみをしっかり把握して、必要なときに必要なものを必要に応じて組み立てに利用する。それがクライアントの利益のための支援を最大化するソーシャルワーカーの務めってもんです。誰を、何を動かすか。それを見極めるためにも、常にアンテナを磨いていなければいけませんね。

《1/11~1/17》
 -気になるエントリ!

【もしも認知症介護中に、殺意を感じてしまったら? | THE PAGE】
かなりショッキングなタイトルですが、この文章を書いたのは実際に自分の家族を介護している当事者の方です。介護に向かう(または向かわない)姿勢は、なかなかおいそれと真似できるものではないかもしれませんが、「ラクをしてもいいんだ」「誰かに頼ってもいいんだ」という、介護者側の福祉の視点が少しでも見えたらいいなと思いピックアップ。文中に登場する「介護者保護主義(患者と介護者のどちらかしか救えないときは、介護者を救う)」という言葉には、私もかなり胸打たれました。

【こども食堂:全国に 貧困家庭に食事支援 普及へ各地の団体「サミット」/東京 – 毎日新聞】
最近、あちこちで盛り上がっている「子ども食堂」の全国集会が行われました。早々に参加定員が埋まってしまったとのことで、多くのひとの関心ぶりがうかがえますね。「食」でつながるとは言いつつも、それはあくまでつながりを作るための一手段であって、実際は「輪」や「場」といった方が近いのかもしれません。こういう市民発信の取組みが一過性のブームで終息せず、全国で息の長い活動になっていけばいいなと思います。

【貧困と生活保護(21)生活保護の申請は支援者と一緒に行こう : 原記者の「医療・福祉のツボ」: yomiDr.(読売新聞)】
【年金だけで生活できない 自立支援制度窓口、目立つ高齢者:朝日新聞デジタル】
【がん「医療費を軽く」(2) 制度手続き、同期がしてくれた:朝日新聞デジタル】
「福祉の相談窓口」がいつまでたってもネガティブなイメージをもたれていることを、私たちソーシャルワーカーは深く認識し、国民の福祉を担保するためにはその改善が必要だということを声高に叫びつづけ、行動していかなければいけないのではないでしょうか。困りごとが軽いうちに相談できる環境が整うことで、事態の深刻化を未然に防くことができれば、クライアントもソーシャルワーカーもそれに対処するコストをできるだけ減らせて、そのぶんを必要なことや望むことに費やすことができるわけです。無論、それを伝えていくためには、それなりのエビデンス(科学的根拠)とそれを言語化して広くシェアするチカラが必要になりますから、それらをしっかり身につけることも忘れてはいけないのであります
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《1/18~1/24》
 -気にするエントリ!

【別府市、生活保護の実態調査強化 受給者の遊技施設出入りなど 大分 – 産経ニュース】
【別府市「生活保護なのにパチンコ」で生活保護停止 - 発端となった市議会のやり取りは?(みわよしこ) – Y!ニュース】
【生活保護の不正受給 20年余りで初の減少に NHKニュース】
【貧困と生活保護(22) 保護世帯の8割は働けない世帯である : 原記者の「医療・福祉のツボ」: yomiDr.】
先週生活保護の申請窓口の話題(http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=129109)を取り上げましたが、今週はまたひどいニュースが。別府市の市長は「市民感情」をタテにパチンコなどの遊戯施設の出入りを制限したいようですが、じゃあいったい線引きはどこなんだと。別段、パチンコや競輪・競馬などギャンブルを庇護しているわけではありませんが、他にもっとやることあるんじゃないと。不正受給の件にしても同様です。なぜか天下のNHK様しか記事にしていませんが、0.4%の不正受給より、保護対象になっているのに受給できていない8割の世帯にぜひ目を向けていただきたいと思います。

【アルコール依存症対策で基本計画 | 2016年1月22日(金) – 共同通信 47NEWS】
【県:薬物依存治療へメール相談窓口 原則通報せず /和歌山 – 毎日新聞】
【自殺未遂者支援に専門家チーム  – 岡山のニュース – 都道府県別 – 47NEWS】
自殺対策や依存に関連する精神科医療の動きが少しずつではありますが出てきていますね。これらは医療的なアプローチに重点を置きつつ、他の当事者や支援者との「つながり」をいかに保っていくかも重要になります。間口は広く、支援は息長く。切れ目のない支援を続けていくためにも持続性のある支援策が求められます。

【「介護に疲れて妻を殺した」 80歳夫が77歳妻と無理心中? 殺人容疑で逮捕へ 茨城・筑西 – 産経ニュース】
【首相、施政方針演説で格差是正強調 「同一労働同一賃金を実現」:日本経済新聞】
【時事ドットコム:障害者の介護利用料を減免=総合支援法改正で-厚労省】
介護関連のエントリをまとめて。茨城の介護殺人のニュースは、先日のバス事故と同様に社会のほころびの縮図を見ているようです。子どもの家族は同居しているけど、夫は疲れて殺してしまうほどに妻の介護にあたらなければならなかったのは、いったいなぜなのか。どこがテコ入れすべき点なのか、みなさんもぜひ考えてみてください。

《1/18~1/24》
 -気になるエントリ!

【社会福祉士に合格しやすい大学ランキング 就職を意識した高校生のための進路相談<6> | 就職四季報プラスワン – 東洋経済オンライン】
トップは何といってもこれでしょう!「気にするエントリ!」のトップでもいいかなと思ったくらいです。これからの少子高齢・雇用子育て不安社会を支えるために社会福祉士などのソーシャルワーカーのチカラはなくてはならないもの。ぜひ若いひとたちに「私も社会福祉士になりたい!」と思ってもらえるように、私たちも認知度UPを図りつつ、しっかりアクションしていかなければいけませんね。


【障害者虐待で通報者の利益保護を | 2016年1月20日(水) – 共同通信 47NEWS】
けっきょく福祉の業界は閉じられた世界なのかと落胆してしまいがちですが、こうやって少しずつ行政から動かしていく手段・手法を、私たちソーシャルワーカーは持っているはずなのです。目の前の支援だけでなく、それをいかに最大限生かせるように環境を整えられるか。常にその両輪で思考できるソーシャルワーカーでありたいものです。

【試練越え、新たな一歩 阪神大震災21年:日本経済新聞】
タイミング的に先週取り上げられなかったので。1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、そして、これからの地域防災・減災の取組み。みんなみんな、連綿とつながっています。つなげていきましょう、私たちこそが。

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以上、2016年1/10号から1/24号までの「今週のフクシ・エントリ!」をまとめてお届けしました。

ちなみに昨年末に開催した2015年の福祉ニュース総ざらい企画の様子もまとめてUPしましたので、ぜひこちらもご覧くださいませ。
【今週のフクシ・エントリ!振り返り企画・2015|Social Change Agency】
http://social-change-agency.com/archives/3576


「今週のフクシ・エントリ!」は、メルマガではぎゅぎゅっと凝縮した抜粋版をお届けしておりますが、はてなブックマーク(はてブ)やツイッターではこちらで紹介しきれないさまざまな福祉関連ニュースやトピックなども随時取り上げておりますので、お時間のある方はそちらもぜひチェックしてみてください。「はてブ」では、ジャンルごとにタグ分けしておりますので、特定ジャンルのエントリだけをまとめて閲覧することもできますので、ご活用ください。また毎週のメルマガ記事はSCAサイトにも再掲いたしますので、合わせてご覧ください。

【今週のフクシ・エントリ! by SCA(はてブ)】
 →今までにピックアップしてきたニュースを全て閲覧できます!(リンク切れの場合あり)
http://b.hatena.ne.jp/sca_fukushi-entry/bookmark
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【「今週のフクシ・エントリ!」メルマガ抜粋版 一覧ページ】
 →メルマガに掲載した記事をSCAサイトに再掲します(ひと月分を月末にまとめて)
http://social-change-agency.com/archives/category/fukushi-entry


それでは、2016年1月分の「今週のフクシ・エントリ!」はここまで。
2016年2月分まとめは、2/28号のメルマガ配信後になる予定です。

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