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【特別インタビュー企画】『赤ちゃんの虐待死ゼロを目指して-認定NPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹氏-』

13 1月 16
SCAスタッフ
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CF3枚目

<特別インタビュー企画>

赤ちゃんの虐待死ゼロを目指して-認定NPO法人フローレンスの新たな取り組み】

社会福祉領域の先駆的な取り組みをされている方々にインタビューを行う特別企画の第一弾。

認定NPO法人フローレンスは、訪問型病児保育事業、小規模保育事業、障害児保育、コミュニティ創出事業を行っています。
今般、新生児特別養子縁組赤ちゃん縁組)事業をスタートし、ソーシャルワーカーを募集しています。

本事業の社会的意義、ソーシャルワーカーに求められる役割、事業によってどのように社会を変えていくのかなどについて、代表理事の駒崎弘樹さんにお話を伺いました。

                             (聴き手:横山)


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飯田橋のフローレンスのオフィスでお話を伺いました

―― なぜ、本事業をはじめようと思われたのでしょうか?きっかけとなった具体的なエピソードがあればそちらも併せて教えてください。

はい。まず、本事業の背景として、日本では、2週間に1人の割合で生まれたばかりの赤ちゃんが虐待死しているという現実があります。その中でも虐待死が最も多いのは、「0歳0ヶ月0日」なんですよ。


予期せぬ望まない妊娠、中絶できない妊娠による出産や、離婚、DV、貧困、精神障害などで子育てが著しく困難となる状況下で、赤ちゃんが山に捨てられたり川に捨てられたりしてしまう現実があります。
そして、そういった妊婦の多くは、相談できる人・場所がなく、孤立しており、家庭・生活環境に問題を抱えています。

フローレンスでは、この状況を何とか解決するために、新生児特別養子縁組赤ちゃん縁組事業をはじめようとしています。

予期せぬ妊娠をした人や、子育てがどうしても困難な人と赤ちゃんの命を同時に救うために、生みの親からの相談にのり、必要があれば、子どもを望む育ての親希望者にマッチングし委託することで、子どもを虐待死から守り、子どもが家庭で育てられる機会をつくりたいと考えています。
例えば、不妊治療をされている方は40万組とも言われています。生みの親がいろいろな理由で赤ちゃんを殺してしまうのであれば、赤ちゃんを望んでるけれども、なかなか恵まれないカップルの方々などに託していけないかと。

この赤ちゃん縁組は、30年くらい前、矢満田さんという愛知県の児童相談所の職員の方が、日本で最初にはじめました。[*1]3年ほど前に、矢満田さんと出会ったのが、この事業を始めようと思ったきっかけです。

矢満田さんが始めた赤ちゃん縁組は、全国には広がりませんでした。現在、養子縁組の主な担い手は民間の団体ですが、全国に15団体くらい、そのうちアクティブに動いてるのは7団体くらいで、まだまだサポートできる範囲は小規模です。なので、本当は助けられたかもしれない赤ちゃんが今も虐待死している状況です。

私自身が、彼(矢満田さん)から話を聞いたときにすごくショックだったのは、虐待されている2歳の女の子が、おねしょをするからという理由で、親にお風呂場で、熱湯をバーッとお尻にかけられたそうなんです。実際に、本当に焼けただれたお尻の写真を見せてくれたんですが、私の娘も、たまたまそのとき2歳だったんですよね。それで、その写真の女の子と自分の娘がすごく重なってしまって。これはもう本当に何とかしなければならない、なんとかしようと心に決めました。

ただ私はそのときは、いきなり自分たちで、この事業に取り組めると思っていませんでした。
政府の審議会などに参加していたので、まずは政府に進言して、社会的養護の中でもとりわけ、家庭養護の中の特別養子縁組っていうものをしっかりやりましょうと訴え続けてきました。
ですが、いまいち国が動かないんですよね。その理由の一つが、「実例があまりない」ということでした。加えて、当時、問題があると報道された団体もあり、印象があまりよくなく、行政の方に、よく分からない、怪しいと思われたようで、特別養子縁組が広がらない、制度も出来ないという状況は変わりませんでした。

だとするならば、やはり自分たちで実例、仕組みをきちんとつくり、政治家や行政、社会全体に見せて広げていくというのが、いつものフローレンスの事業のパターンなんですけれど、それで行くか!始めるぞ!ということで色々と準備をし、ようやくスタートできるところまできました。




――本事業の具体的な内容について教えてください


新生児特別養子縁組赤ちゃん縁組)事業は、生みの親に対し、妊娠相談や出産に関するサポートを行います。産んで育てることが難しいということであれば、特別養子縁組を希望する育ての親へ赤ちゃんを委託し、かつ、その後の養育サポートも行います。

生みの親からの相談は、インターネット上に「妊娠ホットライン jp」という、PCからもスマートフォンからでも気軽に相談できるようなサイトをつくり、そこを通じて受けます。
この相談を受ける部分は、基本的なソーシャルワーク業務になりますね。

妊娠相談にのるなかで、そのまま育てられるということであればよいのですが、
やはりどうしても育てることが難しいというときは、育ての親に赤ちゃんを託すところまで、伴走支援をし、実際に特別養子縁組を希望している方々とつないでいきます。

そして、育ての親になりたいという方々には、こちらから情報提供をしたり、相談にのります。きちんと育ててくれる人を選ばないと、赤ちゃんが幸せになれないので、そこはきちんと、面談や家庭訪問などを行います。フィルタリングがすごく重要になりますね。

当然、赤ちゃんを選ぶことはできません。もし仮に赤ちゃんに障害があったとしても、きちんと育てられるという覚悟があるか、そして、赤ちゃんの命を救うための児童福祉であることをお伝えして、それでもよいのであれば手を挙げてください、という形でマッチングしていきます。
マッチングについては、老舗の民間縁組団体のアクロスジャパン[*2] さんに、アドバイザーとしてご協力いただいています。

そして、特別養子縁組成立後も、育ての親になる方は色々戸惑うことがあると思うので、フローレンスが今までやってきた子育て支援の蓄積を活かして、相談に乗り、支援していく予定です。

私たちには、こういった仕組みをしっかりとつくることができるネットワークと組織力があるので、それらを駆使して、赤ちゃんの命をきちんとつないでいきたいと思っています。



IMG_6579 代表理事:駒崎弘樹氏



―― 本事業においてソーシャルワーカーを募集されていますが、ソーシャルワーカーにどのような期待をしていますか?


まずは生みの親の相談を受け止めて、その方に伴走して、特別養子縁組のマッチングまできちんとサポートするというところが、本事業の基本的なソーシャルワーカーの役割になります。

たとえば、妊婦さんからの相談に乗る際、ヒアリングをし、置かれている状況を把握し、どうしても赤ちゃんを産むことができないということであれば、特別養子縁組のことを説明します。

出産後、特別養子縁組の希望がある場合、もし、病院でまだ受診をしていないのであれば、受診を促します。一人で受診することができないのであれば、同行支援もします。
出産に関する手続きについても、必要なら、一緒に同行してやっていきます。
赤ちゃんを本当に育ての親に託すかどうか、悩み移り変わる気持ちを聞きます。

マッチング後も、生みの親が困難な状態から抜け出せていないのであれば、必要な支援を続けます。たとえば、貧困状態にあるのであれば、必要に応じて、生活保護の同行支援を行うなど、自立までをサポートしていけたらと思っています。

赤ちゃんの命を救えても、生みの親自身が何かしらの生活上の困難を抱えていたり、あるいは次にまた妊娠をすることがあるかも知れないので、生みの親のアフターフォローも、ソーシャルワーカーがサポートしていく予定です。



――複合的な問題を抱えている生みの親の相談に乗り、育ての親との特別養子縁組マッチングまでの伴走支援をする。そして必要があれば、その後のアフターフォローも行うというところで、ソーシャルワーカーが必要であるということでしょうか。


そうですね。生みの親が自分で育てられるのであれば、自分で育てられるようにエンパワーするべきですし、難しい場合は、ほかの手段もありますよというように、その人の状況に合わせて対応ができるようにしていく必要があります。一歩間違えると、赤ちゃんを産んでもらってマッチングするための単なる窓口になってしまいます。
そうではなく、本事業は明確に福祉の領域だと思っていますので、しっかりとした福祉的なマインドを持って相談対応が出来る人、ソーシャルワーカーが必要だと考えています。

ですから、スキル面はそんなに気にしていません。一番大切なのはマインドです。
Social Change Agencyさんのメルマガには大期待してますので(笑)


 「赤ちゃん縁組」事業概要
zigyou


――ありがとうございます(笑)ソーシャルワークの領域において、実際に支援の対象になる方にどういう風に出会うのかということが、課題になっています。様々な困難な状況下にある生みの親の方たちに、まず、どのように本事業の「情報」を届けていこうとお考えですか。

そうですね。全国の縁組団体にヒアリングをした際に、どのように生みの親の方たちと出会うのかと聞いたのですが、ほとんどインターネットを介してとのことでした。
今は、多くの方が携帯電話を持っているので、妊娠をして困った際に、「妊娠 やばい」、「妊娠、産めない」などの言葉を検索サイトで調べて、縁組団体のサイトに来ることが多いようです。[*3]

フローレンスはIT技術にも強いので、使いやすいサイトを作り、インターネットの仕組みを最大限活用して、生みの親に情報を届け、相談に乗るための入り口を用意します。
そして、インターネットを通して出会い、繋がったあとは、しっかりとコミュニケーションをとり、サポートをしていきたいと考えています。



――相談はウェブサイト等を通して、電話やメールなどで受けるのでしょうか。


電話は、相談をするにはハードルが高いツールですので、もっと相談のしやすい、たとえば、ウェブサイトに訪れた人に対し、サイト上でチャットができる仕組みや、あとは若年層の妊娠出産も多いという理由から、LINE[*4] を活用することを考えています。


サイト上のチャットやLINEを通じて、コミュニケーションのラリーが続き、ある程度、信頼関係が形成されれば、「もしよかったら直接電話で話せますか?」と問いかけて、電話でもっと具体的な話を聞いていくこともできます。
まずは、困難な状況にある妊婦さんと出会うことができなければ、相談もはじまりませんので、相談がしやすい仕組みや方法で相談を受けたいと思っています。



――既存の支援団体や相談窓口との連携と棲み分けをどのように考えていますか?


相談窓口で一番メジャーなのは児童相談所ですよね。ですが、児童相談所は虐待の対応などに追われていて、特別養子縁組に対して時間をあまり割くことができていません。[*5]
ですので、児童相談所ができていないところをやるというイメージですが、児童相談所ともどんどん繋がりあっていきたいなとは思います。

そして、既存の縁組団体が社員数名しかいないのに比べ、フローレンスは組織規模が大きいので、組織力や今まで培ってきた発信力などを活かしたかたちでやっていければと。

また、本事業や、特別養子縁組という仕組み自体を、産婦人科の先生などには、ぜひ知っておいてもらいたいなと思います。様々な困難を抱えた妊婦さんが来たときに、実はこういう制度があってね、と対応することができれば、もっと多くの赤ちゃんの命を救えるのかもしれないので。

将来的には、産婦人科協会さんと連携したり、または児童相談所、子ども家庭支援センターなど色々な関係機関と繋がりたいと思っています。妊婦さんが産み育てることが難しそうだということであれば、関係機関から私たちに相談が来て、私たちが実際に現場に足を運んで対応していくというようになったらいいなと思います。



――今後の本事業の規模をどのようにお考えですか?


フローレンスだけですぐに規模を大きくしようとは思っていません
というのも、やはり赤ちゃんの命がかかっていることですし、なにより、赤ちゃんを本当に幸せにしてくれるような育ての親に託していきたいので、まずは質を大切にしていきたいと思っています。すぐに規模を広げるのではなく、1人1人を大切に救っていきたいので、初年度は5件でも10件でもよいと思っています。

一方で、残念ながら亡くなっていく赤ちゃんがいるという現実があることも確かです。
ですから、やはり事業規模も大きくしていかなければいけません。それは、フローレンスの事業だけが拡大していくというよりも、業界全体が拡大し、大きなセーフティーネットになっていけばよいと思います。



――最後の質問になります。本事業により、社会をどう変えていこうとお考えですか?


本事業によって、ひとりひとりの赤ちゃんの命を救い、生みの親や育ての親のサポートを行うことと同時に、こうした選択肢(特別養子縁組)があるということを、もっと多くの人たちに知ってもらうことによって、将来的にも虐待死ゼロを目指したい。

ですので、中長期的には、学校教育で伝えたり、あるいはテレビなどのマスメディア等を通じて、「困ったら相談ができるんだよ。妊娠して困っても堕すことだけが選択肢じゃないんだよ」ということを啓発したいですね。

そして、先ほどもお話した通り、今現在、特別養子縁組を支える制度・法律がないので、ちゃんとした制度を国につくってもらい、全国、どんな地域に住んでいても、相談ができ、産み育てることが難しいのであれば、特別養子縁組ができるというようにしていくべきだと思っています。そのために、政治家や行政に働きかけて、制度、法律作りもすすめていきたいです。

事業と並行して2020年のオリンピックまでには、制度を作りたいですね。
たとえば児童相談所に特別養子縁組事業の義務を課すとか、児童相談所でできなければ民間の縁組団体と組むなど、児童相談所が持っている養子縁組者の情報を共有しつつ、うまく連携してやっていくことが出来れば、かなりサポートできる範囲も広がると思います。



――そのために、まずはフローレンスがモデルをつくるわけですね。先日、障害児保育園ヘレンに超党派の議員が見学に来られていましたが、[*6]政治家に知ってもらい、広めて、制度化につなげていくということもお考えなのでしょうか。


「障害児保育園ヘレン」では、政治家に現場を見てもらい、医療的ケアが必要な子どもの状況を知ってもらうことで、『「障害児保育問題」という社会課題を解決するために法律を変えよう、つくろう」という動きにつながっています。


また、病児保育事業を10年間続け、折りに触れ社会に発信してきたことによって、社会全体が必要性を認識できるくらい「病児保育問題」をメジャーなところにもっていくことができました。

ですので、新生児特別養子縁組事業を通じて、まだあまり知られていない社会的養護の、特に家庭養護について、それに伴う問題や課題を社会に発信し知らしめていくということは、我々であれば出来るのではないかと思います。

これを、社会問題化、イシュー・レイジングと呼んでいます。
フローレンスはイシュー・レイジングが得意なので、本事業でも取り組みたいと思っています。

新生児特別養子縁組赤ちゃん縁組)事業も、まずはフローレンスでしっかりとしたモデルをつくって、成功事例や課題や問題点などすべて洗い出し、政治家や行政に対して、ここにこういった条文を入れてほしいなどと働きかけ、制度をつくりたいと思います。そうすることで、フローレンスだけではなく、他の団体でも同じような仕組みで出来るようになり、より多くの支援が行き届くことになります。

本事業を通じて、赤ちゃんの虐待死ゼロの社会を目指し、いろんな家族の笑顔があふれる社会にしたいなと思っています。


駒崎様写真1


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▼駒崎弘樹(こまざき・ひろき)
1979年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、「地域の力によって病児保育問題を解決し、子育てと仕事を両立できる社会をつくりたい」と考え、2004年にNPO法人フローレンスを設立。日本初の「共済型・訪問型」の病児保育サービスを首都圏で開始、共働きやひとり親の子育て家庭をサポートする。

2010年からは待機児童問題の解決のため、空き住戸を使った「おうち保育園」を展開し、政府の待機児童対策政策に採用される。
2012年、一般財団法人日本病児保育協会、NPO法人全国小規模保育協議会を設立、理事長に就任。

現在、厚生労働省「イクメンプロジェクト」推進委員会座長、内閣府「子ども・子育て会議」委員、東京都「子供・子育て会議」委員、横須賀市こども政策アドバイザー、休眠口座国民会議呼びかけ人
全国医療ケア児者支援協議会 事務局長、一般社団法人ジャパンダイバーシティネットワーク呼びかけ人、公益社団法人 ハタチ基金 共同代表を務める。

著書に『「社会を変える」を仕事にする 社会起業家という生き方』(英治出版)、『働き方革命』(ちくま新書)、『社会を変えるお金の使い方』(英治出版)等。

<著作>
社会を変えたい人のためのソーシャルビジネス入門 (PHP新書)
ほか著作はこちら


 

[*1 ]『「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす 愛知方式がつないだ命 』矢満田 篤二 (著)
http://amzn.to/1lqhtRy
[*2] アクロスジャパン
http://www.acrossjapan.org/
[*3] 「特別養子縁組に関する現状調査 および、ソーシャルビジネスによる 課題解決可能性について」 認定NPO法人フローレンス 代表理事 駒崎弘樹」P44
http://www.slideshare.net/spr_florence/140221-31601212
[*4] LINE株式会社が提供するソーシャル・ネットワーキング・サービス。スマートフォンやフィーチャーフォンなど携帯電話やパソコンに対応したインターネット電話やテキストチャットなどの機能を有する
http://line.me/ja/
[*5] 「養子縁組あっせん、児童相談所の6割どまり 職員不足背景に」日経新聞2015/9/24
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG24H0H_U5A920C1000000/
[*6]「障害児保育園ヘレンに、野田聖子議員を始めとする超党派の議員の方々が視察に」
http://www.helen-hoiku.jp/2015/11/27-helen/


【編集後記】

「【求人】赤ちゃんを虐待死から救うソーシャルワーカーを募集」

本インタビューのきっかけは、駒崎さんのFacebookの投稿を読んだことでした。

「とうとう、フローレンスがソーシャルワーカーを採用する!」

私自身、大学生のときにフローレンスの存在を知り、事業の変遷を知る過程で、フローレンスが事業を進めていかれる中で見出された社会課題に対し、次々に事業というかたちで解決の道筋をつくっていく姿は、ソーシャルワークでいうミクロからマクロへの展開、言い換えれば、個人の問題を社会化するプロセスであると感じていました。

新生児特別養子縁組赤ちゃん縁組)についても、個々人の困りごとを、システムとして解決していくための事業だと認識し、この事業を開始するに至った経緯や、駒崎さんが抱かれた問題意識が事業開始に至るまでのプロセスをソーシャルワーカーたちが知り、共有することは、非常に意義のあることだろうと感じ、すぐに取材を申し込みました。

実際に、お話を伺い、改めて「個人の問題を事業(サービス)で解決し、広め、政策につなげていく」ことの凄さと、その重要性を感じるとともに、かつ、社会福祉も、その昔は、孤児院、更生保護施設など、志のある個人がはじめたことが、広まり、法制度化し、社会の中で社会福祉制度上の資源として位置付いていったという歴史があったことを、現代の社会起業家である駒崎さんから、フローレンスの事業から、現場のソーシャルワーカーたちも学び直し、自分たちの社会的な意義を問い直していかねばならないと強く思いました。

横山